つくばマラソン前夜祭でついに山の神、降臨!サイラス・ジュイ選手までも!


年々人気の高まる、つくばマラソン。 フラットな公認コースのため記録を狙いやすいのか

 

応募を開始して、30分ほどで締め切られるという過熱ぶり! 2018年11月25日に

 

スタートする第38回大会に向けて、前日の24日にイーアスつくば(茨城県のイオンです)

 

前夜祭が行われました。

 

今回はゲストランナーにあの二代目、山の神が来るという事でいても経てもいられず、

 

早速イーアスつくばにお邪魔してきました。

 

更に、日曜劇場『陸王』にも出ていたケニア人ランナーのサイラス・ジュイ選手

 

トークショウを行うとの事。 生で貴重なご意見を聞いてきました。

 

つくばマラソン、前夜祭で大いに盛り上がろう!

 

私が到着してすぐに始まったのが、筑波大学・体育系教授であり、つくばマラソン実行委員でもある

 

鍋倉賢治教授によるつくばマラソンの走り方、そしてつくばマラソン大会の特徴でした。

 

前半は、鍋倉教授のお話の要点をお伝えし、

 

後半は二代目山の神、柏原竜二さんとサイラス・ジュイ選手のお話をさせて頂きます。

 

 

まず最初にランニング・カンファレンスと銘打った鍋倉教授のお話です。

 

このつくばマラソンのテーマは、ちょっと変わっていて「マラソンを科学する」というものです。

 

ウェーブスタートを国内の他大会より先駆けて実施している市民マラソンです。

 

 

ウェーブスタートとは、普通のマラソンのスタートでよく見られる一斉スタートではなく、

 

選手が時間をおいて順番にスタートしていくというものです。

 

 

メリットとしては、多くの人で混み合う一斉スタートではロスタイムが大きすぎ、

 

正確な時間が測れない事や、先頭にいる選手とそうでない選手のタイムに平等性がかけるのを防ぐことです。

 

また、コース上の選手がばらけるというメリットもあります。

 

順番にスタートした選手が波のように見える事からウェーブスタートと名付けられたようです。

 

 

このウェーブスタートで面白いのが、あなたは9時5分にスタートしてください

 

と指示されたのですがトイレで遅れて、9時10分にスタートし、3時間でゴールしたとします。

 

その場合の実際のタイムは3時間なのですが、計測タイムとしては3時間5分になります。

 

 

あくまでも最初に指示されたスタート時間が起点になるということです。

 

では逆に9時5分にスタートの選手が、自分の勝手な判断で待ちきれずに9時にスタートしたとします。

 

この場合は、タイム云々ではなく失格となります。

 

ゼッケンにICチップでも埋め込んでいるのか、機械で計測が出来ないからだそうです。

 

 

さすが、その辺は研究学園都市の名に恥じず近代的です(笑)

 

他には、この鍋倉教授自身もマラソンランナーであるので、完走するためのワンポイントレッスンも

 

話されていました。

 

まず、多くのランナーが犯してしまう失敗は、オーバーペースによる失速が多いという事です。

 

そして、失速率が高いのは男性ランナーらしいです。

 

 

ついつい張り切ってしまい、最後には歩いてしまうとの事。

 

東京マラソンでも多くの人が最後は歩いているそうです。 そのようにならないためにも、

 

まずは最初の5キロから15キロは人がばらけて、道が開いてもオーバーペースにならない様に

 

自制するのが大事だとか。

 

 

それと、これはつくばマラソンだけの注意点になりますが、スタート地点に段差があるようです。

 

入れこみ過ぎていると、そのような段差に気付かず、ケガにつながりますので注意して下さい。

 

 

最後にこのつくばマラソン大会は、海外のマラソン大会とも深く交流しているようです。

 

 タイのチョンウン・マラソンもその一つです。 

 

今回、前夜祭にタイの大学の学長達とチョンウン・マラソンで優勝した人達が来てくれました。

 

そして明日の大会に、なんと今年の大会で優勝した男女それぞれの代表者が出場するとの事です。

 

左から3番目の女性と4番目の男性です。 見るからに早そうですね! 皆さん、頑張ってください。

 

 

つくばマラソン前夜祭に山の神が降臨

 

お待たせしました。 いよいよ、二代目山の神「陸王」のサイラス・ジュイ選手の登場です。

 

イヤ~、お二人とも足が長いですね~。 見とれました。

 

このコーナーでは、ゲストランナーである柏原竜二さんとサイラス・ジュイ選手の2人と

 

司会者およびに、先程の鍋倉教授を交えてのトークショウとなりました。

 

 

二代目山の神である柏原竜二さんが当時を振り返り、絶妙なトークを繰り広げます。

 

箱根駅伝で今まで無名であった選手が、一夜にして大スターになりました。

 

当時は「山の神」と言われ続けたことが、かなり負担になっていたそうです。

 

 

本人曰く、

 

「今まで福島の片田舎で暮らしていた人間が、突然神様扱いされればそりゃ、戸惑いますよ」との事。

 

大学時代4年間にわたり東洋大学を支え続けてきた陰には、様々なジレンマもあったという。

 

「何か、言っても言葉のはしはしだけクローズアップされて発言した意味が違って捉えられる」

 

「ですから、そのような記事ではなく、ラジオとかでその場の言葉のニュアンスを直接伝えられるほうが好きです」

 

 

テレビでの寡黙な印象とは違い、はきはきとした受け答えに当時の苦労を垣間見た時間でもありました。

 

ちなみに、明日のつくばマラソンでは10キロマラソンに出場予定です。

 

(スタッフの無茶ぶりでランニングフォームの形を説明する、山の神)

 

それにしても、足が長い・・。

 

 

さて、もう一人のゲストが「陸王」のサイラス・ジュイ選手です。

 

今年の東京マラソンにおいても、圧倒的な強さを見せるケニア選手たち。

 

ケニア選手たちにとって、日本の環境はとても理想的だと話す。

 

「日本はとにかく、マラソンの技術と食事が素晴らしい!」

 

何度もおっしゃっていました。

 

笑いを交えた軽快な日本語で楽しませてくれましたが、ひとたび話がマラソンの事になると

 

真剣な表情にかわります。 現代でも、一日に50~60キロの走行練習をするサイラス・ジュイ選手。

 

その走る距離を聞いて、柏原選手を含めすべての方が驚きを隠せませんでした。

 

 

つくばマラソンは初めてというサイラス・ジュイ選手は、明日はフルマラソンに出場します。

 

山の神ともども、一流のアスリートがみせる戦いに期待が膨らみます。

 

 

最後にお二人から、出場する選手たちに熱いメッセージがありました。

 

まず柏原選手からは、ここつくばマラソンのコースはフラットなため、気持ちが切れやすいとの事。

 

要所、要所の地点において細かい設定をした方がイイとの事です。

 

 

サイラス・ジュイ選手からは、ここのコースはフラットで走り易いコースだが、

 

それが逆に危ないと言います。 つまり、ペースを上げすぎる嫌いがあるというのです。

 

オーバーペースにならず、あきらめずに走り切って欲しいとおっしゃっていました。

 

 

まとめ

 

明日、11月25日は大阪でもマラソン大会があるそうですね。

 

全国各地で繰り広げられる、アスリートたちによる祭典。 是非、日頃の練習の成果が

 

実を結ぶことをお祈りします。

 

つくばマラソンにおいては、筑波大学集会道路がスタート地点になっています。

 

多くの市民ランナーが、山の神が、そして陸王が今や遅しとスタートを待ちかねています。

 

私も、明日は早起きをして、最高の場所でその瞬間を見れる様に頑張ります。

 

 

では、明日出場される方達の武運を祈って終わりにしたいと思います。

 

 

2018年つくばマラソンの記事はこちら つくばマラソンに山の神・柏原竜二とサイラス・ジュイが舞い降りた日

 

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