市民マラソンのランナーがやっている間違いだらけの常識


最近は市民マラソンが大ブームです。 私も先日、茨城県のつくばマラソンを見に行きました。

 

やはり、生で見る競技は新鮮でした。

 

しかし、ブームの裏側では知らないが為にせっかく始めたマラソンを続けられなくなったり、

 

今後の生活に関わるケガをしたという事例もあります。

 

マラソンは上手に付き合えば、一生の友にもなるスポーツです。

 

日々のトレーニングを続ける事も大事ですが、間違ったやり方では記録どころか、

 

体を壊してしまう危険性も秘めてます。

 

今まで何気なく行ってきたこと、これまで常識だったこと等も含めて間違いがないか見ていきましょう。

 

マラソンが始まる前にやってる間違い

 

まず、フルマラソンに出場してみたいという方が、いきなり3か月先のレースを目指してはいけません。

 

 

トレーニングの期間は最低で半年、出来れば1年かけて準備するのが理想的です。

 

フルマラソンは、肝臓や消化器官、小腸などの内臓に過度の負担をかけるスポーツです。

 

まず最初は10kmマラソンやハーフマラソンで調整していくのがベストです。

 

また、よくサウナスーツを着て練習されている方を見かけます。

 

ダイエットもかねて一石二鳥のつもりなのでしょうが、実はこれは危険です。

 

 

サウナスーツは、ボクサーなどが体の水分を絞り出すために作られていますので、

 

保温効果が大変高く、熱が逃げません。 それが内臓に負担をかけるのです。

 

 

マラソンの練習であれば、長い距離でそのような状態が続くわけですので体の中心部は熱を持ち、

 

逃げ場を失います。 水分が出て、一時的に体重は落ちますが、脂肪が燃えたわけではありません。

 

あとは先日、市民マラソンを見に行った際によく見かけたのがレース前の自己流のストレッチです。

 

前屈や足を前後に広げての股関節をのばすやり方です。

 

マラソンは11月頃から4月頃が盛んに行われる競技です。

 

この時期は、体が温まりにくいので無理に筋肉や筋を伸ばすことは厳禁です。

 

 

普段やっているからと、何気なくやってますがこれから長距離を走られる方にとっては、

 

このような筋肉をギューと伸ばすストレッチは逆効果になります。

 

まずは軽いジョギングなどで体を温めケガ防止に努めましょう。

 

 

レース後に何気なくやってる間違い

 

市民マラソンに出場する方であれば、普段はお仕事を持っています。

 

そのため、レース後に湿布を使われる方もいますが、湿布は痛みを取ることは出来ても、

 

体の中にたまっている疲労物質までは取れません。

 

まず最初にやるべき事は、アイシングなのです。

 

さらに悪いのが、疲労を取るためにやっている熱いお湯での入浴。

 

フルマラソンを終えたばかりの筋肉というのは、強い炎症を起こしています。

 

そのような状態で、熱いお風呂に長時間入っているのは炎症を助長するだけです。

 

 

冷えた体を温めたいというのは、人の常ですがマラソン後の体というのは普通の状態ではありません。

 

ですので、お風呂に入りたいという方は、まず最初にしっかりとアイシングしてからにしましょう。

 

そして、出来れば入浴は短時間で終え、もう一度アイシングを施した方がいいでしょう。

 

レース後はストレッチも控えた方がいいようです。

 

先程も述べたようにフルマラソン後の体は、全身が炎症を起こしているような状態です。

 

ただ、このまま放っておくと翌日には筋疲労がたまり仕事どころではなくなってしまいますので、

 

アイシングでクールダウンする必要があります。

 

 

ただ、入念なストレッチは炎症をしている筋肉をさらに傷めつける可能性がでてきます。

 

まずはアイシングで炎症を沈め、ストレッチは翌日以降にゆっくり行うべきです。

 

あと、レース前日の熱い長時間のお風呂もおすすめできません。

 

 

これは、熱い入浴後は体を冷やそうと防衛本能が働き、体が必要以上に冷えすぎるのです。

 

このような状態では筋肉もいい状態にはなっていません。

 

レース前日は、短時間で入浴を終わらせるのも大事になってきます。

 

 

まとめ

 

マラソンは日々、練習しても簡単には結果がついてこないものです。

 

そのため頑張りすぎてケガを招く恐れも出てきます。

 

もし、マラソンを生涯スポーツと考えているのならば長いスパンでのトレーニングに目を向けるべきでしょう。

 

 

まず、最初に知っておくべきレース後のアイシング理にかなったストレッチ

 

最初に勉強しておく方が、長い人生でマラソンを楽しむ時間は増えるはずです。

 

 

少しだけ面倒なことではありますが、大切な体のためと思って正しい知識を増やしていきましょう。

 

 

 

 


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