真壁町、観光・忘れ去られた街並みを行く・・・。


皆さんは真壁町って、ご存じですか?  あまり、聞きなれない地名かも知れません。

 

地元記事というからには、当然茨城県にある街です。

 

チョット話は逸れますが、茨城県って住みたくない県、堂々の一位だそうです・・・・・。

 

出身が茨城って言うと「えっ! ヤンキーだったの?」 とか言われます。

 

 

他にも、茨城県アルアルだと、みんな常陽銀行の通帳もってるとか、ある事ない事言われます。

 

まあ、持ってますけど・・・。

 

まあ、それはおいといて、真壁町は茨城県桜川市にある筑波山の麓の小さな町です。

 

昔は真壁の街並み巡りと言われるほどの賑わいを見せていました。 真壁は「門」の街です。

 

特徴的な「門」が多く、城下町ならではの伝統的建造物が残されています。

 

 

しかし、2011年の東日本大震災により、ここ真壁も伝統的建造物の多くが被災しました。

 

国や県の手厚い援助とここに住む住民たちの熱意によって復旧されましたが、

 

未だにすべてが元通りになったわけではありません。

 

 

今回はそんな古き良き街並みを残す、真壁の街を歩いてきました。

 

筑波山まで来られた際は是非とも、この真壁めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

真壁町観光は真壁伝承館からスタート!

 

先程の話に少し戻りますが、ここ真壁の建造物は幸いにも震災前に

 

「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されていたために、国や県からの補助があり、

 

いち早く復興できたそうです。

 

 

では、いよいよ見学です。 ここ真壁の街を観光するなら、まず最初に訪れて欲しい場所があります。

 

それが「真壁伝承館」になります。 住所は、茨城県桜川市真壁町真壁198 になります。

 

駐車場も用意されています。 ここ真壁では車以外の交通手段がありません。

 

昔は鉄道もあったのですが、それも今は廃線となっております。

 

その旧真壁駅跡には今もプラットホームだけが残されています。 

 

「筑波鉄道筑波線」という路線だったそうです。

 

 

まずは、ここで真壁町の観光地図を手に入れましょう。

 

ここを起点に探索すれば、お帰り時にも迷わずに済むはずです。 そう、案外この町は広いのです。

 

向かって右側が図書館、左側が観光案内所になります。

 

真壁の町割りは当時と変わらぬ作りになっているのが大きな特徴です。

 

町割りとは、道路の位置や幅のことです。

 

 

そのせいでしょうか。

 

近代建築も混じるこの真壁の町ですが、古い時代にタイムスリップしたような気になってきます。

 

真壁には登録文化財が102棟も残されています。

 

登録文化財とは、国の文化財登録原簿に登録された、築五〇年を経過した住宅や蔵などの建造物です。

 

真壁の登録文化財には真壁のみかげ石を使ったシンボルが建てられていますので、すぐに分かります。

 

下側に写っている石が真壁石でつくられた、登録文化財の印になります。

 

ここは増渕家の門になります。 では、これらの伝統的建造物を見ていくことにしましょう。

 

 

真壁の街並み巡り

 

ここは江戸末期に生薬商の店舗として建設されたと伝わる見世蔵です。

 

奥の出入り口には漆喰塗りの防火引き戸が残されています。

 

現代は川島書店となっております。 江戸時代の建物らしく、軒先が低いのが特徴です。

 

こちらは江戸時代の民家にはほとんど見られなかった藥医門と呼ばれる本格的な門です。

 

幕末から明治になると商家や農家もこのような立派な門を構えるようになります。

 

この他にも町屋、土蔵等の多種多様な建築物が建てられ、バラエティに富んだ街並みになっています。

 

 

建物と建物の間に目を移すと、そこには雄大な筑波山の風景が飛び込んできます。

 

地元の学生さんとすれ違うと気持ちのいい挨拶をしてくれます。

 

人とのふれあいを大事にしている場所だなと感じました。

 

さて町の中心にある旧真壁郵便局に行って見ましょう。

 

真壁町のシンボルにもなっているスポットです。

 

昭和2年に五十銀行、真壁支店として建設されたこの建物は戦後、真壁郵便局として使用されていました。

 

木造にモルタル洗い出しで洒落た洋風になってます。

 

この建物に関しましては、自由に中も見学できます。

 

当時を偲ばせる造りに思わず見入ってしまいます。 中に入ってみましょう。 誰もいません。

 

カレンダーだけは、当日伺った日付になっていました。 ご苦労さまです。

 

二階にも上がれるようになっています。ついでなので行って見ましたが何も置いていませんでした。

 

ただ、レトロな色使いがなんとも言えずイイ味を出していました。

 

 

まとめ

 

筑波連山を東に望むこの小さな町には、数多くの登録文化財が今もひっそりと立っています。

 

気づかなければ、すっと通り過ぎてしまいそうな町ですが、

 

立ち止まればそこかしこに、昔ながらの街並みが息づいています。

 

この日、訪れたのは土曜日だったのですが、あまり観光客はいませんでした。

 

一部、蔵の壁などが崩れたままになっている場所もあり、少し寂れた感が漂っています。

 

 

歴史的価値のある建造物とは言え、公的資金ですべて賄うのはむつかしいのかも知れません。

 

ただ、この歴史ある町割りが息づく場所は、末永くとどめて頂きたいのも本音です。

 

 

大変だとは思いますが、少しだけ心と体をリセットしたい時に訪れて、

 

元気がもらえる町であればまた来てみたいと思います。

 

 

毎年2月から3月は「真壁のひなまつり」がイベントとして開催されます。

 

この時だけは臨時のバスも運行されるようなので是非お立ち寄りください。 では、また・・・。

 

 

 

この後は、筑波山ケーブルカーでもみじライトアップを見てきました。

 

筑波山・紅葉 もみじライトアップは夜が楽しいよ!

 

 

茨城観光マップはこちら!

 

茨城 観光マップ・一度は行きたい絶景スポット大集合!

 

 

 


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