取手観光、ぶらり旅。旧取手宿本陣染野家住宅に行ってみた!


取手駅から程近い場所にある、旧取手宿本陣染野家住宅に行って見ました。

 

ここは江戸時代、参勤交代のために大名が江戸と国元を往復する際に

 

宿泊や休憩の為に利用した場所です。

 

普段、なかなか見る機会のない建造物なので、大名になった気分で訪れてみて下さい。

 

公開日は、毎週金曜日、土曜日・日曜日となっております。

 

公開時間は、午前10:00から午後4時迄です。(入場は午後3:30まで)

 

 

少し分かりにくい場所なので、目印なども記しておきます。 では、どうぞ!

 

旧取手宿本陣染野家住宅に行ってみた!

 

住所は、取手市取手2丁目16-41になります。

 

お車でお越しの場合は、駐車場が用意されています。

 

ご覧の銀行と奥にある商工会館の道を入っていきますと、突き当りが駐車場になります。

 

そこで、またこの県道迄戻って来て、左に行くと「本陣 公開中」の看板がありますので

 

そこが「旧取手宿本陣染野家住宅」になります。

 

では、行って見ましょう。

 

見えてきました。 この旧取手宿本陣染野家住宅は、平成8年1月に

 

「茨城県指定有形文化財」に指定され、翌年の平成9年9月から一般公開されました。

 

ここには、主屋と土蔵があります。 土蔵は18世紀末から19世紀初めに

 

立てられたと推定されています。

 

主屋に関してですが、玄関は大名などの身分が高い武士が、籠を横付けして

 

直接中に入っていたようです。

 

染野家の人々が、通常出入りに利用するのは、玄関の右側にある大戸からです。

 

建物に入ると立派な土間があります。

 

調理に使われたと思しき、窯のようなものもありました。

 

土間には、天井が張られていないので梁の丸太が見え、なんとも雄大な眺めです。

 

では、ここで受付の方がいる場所で署名をして中に上がらせてもらいましょう。

 

長い参勤交代の途中で、このような宿に着いたときは本当にほっとした事でしょう。

 

現在人にとっては、冬季などは寒くていられないような作りですが、それでも当時は

 

大変にありがたかった筈です。

 

 

染野家の居住部分は、なんど・なかなんど・茶の間・ひろまと呼ばれる

 

日常生活で使用される部屋と本陣として武士が利用するなかのまなどがあります。

 

 

その中でも上段の間と呼ばれる部屋は、身分の高い武士が利用する部屋で

 

他の部屋よりも床が約20cm程、高く造られています。

 

ここに殿様が居る時には、天井裏と床下に家来が隠れ、警護に当たったと云われています。

 

奥には違い棚や天袋も付き、格式高い作りになっています。

 

また庭に面した廊下側の柱は、角に木の丸みが残っている「面皮柱」が使われ

 

数寄屋風に仕上げられています。

 

 

本陣の裏山には、偕楽園の創設者でもある、水戸藩第9代藩主 徳川 斉昭の歌碑があります。

 

本陣に宿泊した斉昭が染野家に贈ったものです。

 

このように旧取手宿本陣染野家は水戸徳川家とも深い結びつきがありました。

 

 

では、ここまで来たらすぐ近くに平将門が立てたといわれる、長禅寺がありますので

 

少し覗いてみましょう。

 

 

長禅寺も行ってみよう~!

長禅寺は、ここ旧取手宿本陣染野家住宅からも歩いて、すぐの場所にあります。

 

県道を取手駅方面に進むと、有名な奈良漬けのお店が見えてきます。

 

このお店の先を右に曲がると、長禅寺へと進む階段が見えてきます。

 

ここを訪れた方達が口を揃えて言うのが、

 

「こんな場所にこんな立派なお寺があったとは知らなかった」という言葉です。

 

階段は少しだけ、長いです。 イイ運動になります。

 

ここ長禅寺ですが、創建者は平 将門と伝えられており、境内には県指定文化財の

 

三世堂をはじめ、小林一茶 句碑、小川 芋銭 景慕の碑などがあります。

 

 

また、新四国相馬霊場 八十八か所の総本地で、一番、五番、八十八番の札所にもなっています。

 

階段を登りきると、ご覧のような景色が見えてきます。

 

この正面に建つのが茨城県指定文化財の三世堂です。 外観は2層ですが内部は3層で、

 

「さざえ堂」の形式になっており、堂内では参拝者が交差せずに回れるようになってます。

 

このさざえ堂は群馬県の曹源寺など全国にも5棟しかない大変貴重な建物です。

 

ただ普段は、内部は一般公開されておりません。

 

 

境内には風流な池もあり、ゆっくりと散策するのもおすすめです。

 

 

まとめ

江戸時代の取手宿は、現在の守谷市と千葉県佐倉市を結ぶ道沿いにありました。

 

ところが寛文6年(1666年)の利根川の大洪水でこの町並みが大きな被害を受けた為

 

利根川に平行するような街並みに改められたといいます。

 

今度の休日は、江戸と水戸の間を行き来する水戸藩士の気分になって、

 

この旧取手宿本陣染野家住宅を訪ねてみましょう。

 

水戸街道と取手宿の街並みが大いなるロマンをもたらしてくれるはずです。

 

それでは・・・・・。

 

 

茨城観光スポットの総まとめ記事です。 茨城 観光マップ・一度は行きたい絶景スポット大集合!

 

 


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