クレジットカード業界の今後の動向、就活予備知識


不況になると強いと言われる、クレジットカード業界。

 

そして、就職先としても根強い人気を誇る業種ですが、現代においてのクレジット業界と

 

それらを取り巻く環境はどうなっているのでしょう。

 

ここ何十年と個人消費の大きな担い手として活躍し続けている、クレジットカード。

 

現時点で、個人消費手段の6分の1を占めているそうですが、

 

実は使われていないクレジットカードを入れると、その普及率は更に増大するでしょう。

 

 

しかし諸外国に比べれば、このクレジットカードを含むキャッシュレス化は大きく後れを取っています。

 

 キャッシュレス化の実情はこちらをご覧ください。

 

 

「初詣のお賽銭が電子マネーでも可能になった」

 

というニュースを聞きましたが日本のキャッシュレス化はまだまだ、諸外国と比較すれば遅れています。

 

ほぼ飽和状態にあるとみられているクレジットカード業界ですが、

 

案外未開拓の分野が残っているのかも知れません。

 

クレジット業界の現状と問題点

 

皆さんはクレジットカードを何枚ほど、持っていますか? 2~3枚は持っているでしょう。

 

でもその中で常時使われているカードといえば、1枚か2枚ではないでしょうか。

 

残りは使われていないカード。 いわゆる、眠っているカードです。

 

 

クレジット会社はこのように発行しても使われないカードや解約されるカードがあるため、

 

常に新規の顧客を探さなくてはなりません。 以前はクレジットカード業界においても

 

キャッシングという大きな収入源がありましたが、2006年に「グレーゾーン金利」が

 

最高裁で否定され、過払い金請求が急増したという経緯があります。

 

 

これからの展望として、キャッシングに頼らないクレジット業界としての「原点復帰」

 

を目指した経営戦略を迫られています。

 

また2020年東京オリンピックの向けての、カード決済の健全な取り組みも視野に入れ

 

構築していかなくてはいけません。

 

 

いろいろな問題が山積している中で、クレジットカードのIC化も急務となっています。

 

これは平たく言えば、クレジットカードに記録されている個人情報や暗証番号を読み取り、

 

盗むスキミングといった犯罪を受けにくくするためのものです。

 

 

今までは、これらの情報は磁気ストライプに記録されていましたが、

 

これに代わりICチップを搭載することにより記録容量が格段に増え、情報漏洩が困難になるという事です。

 

ただ、逆に被害にあった時はより多くの情報を盗まれるといった声もありますが・・・。

 

 

どちらにしても、国は2020年までにすべてのクレジットカードをIC化する目標を掲げています。

 

オリンピックに向け海外観光客の利便性を高めるためです。

 

 

クレジット業界の活路は

 

最近はリボルビング専用カードもあるようです。

 

今までですと買い物をして支払い回数を聞かれたときに、複数回の回数を口にするのは、

 

何となくお金がないみたいでイヤだったのですが、

 

最初からリボ専用であればその辺のわずらわしさも無くなります。

 

 

アメリカでは、リボルビング払いが一般的なためリボの払いの利率が、カード選びの基準になるそうです。

 

日本に於いては、一括払いが多いため、あまりその辺の利息は新規獲得にはつながりません。

 

 

クレジットカード会社が各社横並びの似たようなサービスをしていても、

 

消費者の心を掴むことは出来ません。

 

ポイントサービス競争が激化する日本に於いては、ポイント還元率の高さがカード選びの基準になっています。

 

 

確かにポイントのばら撒き作戦も有効な戦術ではありましょうが、行き着くところ体力を削りあう消耗戦です。

 

次の新たな一手が出てくるまでは、しばらく続きそうです。

 

 

まとめ

 

とは言え、我が国のクレジットカードはネット通販の普及などにより、

 

今では無くてはならない決済手段になっています。

 

 

近隣のアジア諸国も含めれば、まだまだ市場は拡大する余地がありそうです。

 

電子マネー時代も到来し、共存も含め新たな戦略が問われています。

 

 

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