牛久沼水系における冬のバス釣りのヒントと考え方


 以前はバカスカ釣れていた場所が、数年たつと全く釣れない場所になっていた!

 

という経験をお持ちの方もいると思います。 管理人の近所にある牛久沼水系においても、

 

それは顕著です。 何故? その問いの対する答えは、このような事ではないでしょうか。

 

昔はブラックバスは回遊魚ではないというのが一般的な常識でした。 しかし、ここ最近では

 

ブラックバスもエサとなるベイトフィツシュを求めて回遊しているというのが知られています。

 

また、プレッシャーの多い場所であれば、より安全な場所へ移動するとも言われています。

 

 

入れ替わり、立ち代わり人が入れば、当然ルアーにも反応しなくなります。

 

このような理由が釣れなくなった原因ではないでしょうか。

 

 

となれば、そのような人の手が触れられていない場所を見つけ出すことが、唯一爆釣できる条件になります。

 

さらに、これから訪れる冬場において、どのように条件を絞っていけば釣れるのか?

 

冬バス釣りに出かける前に、チョットだけ頭に入れておくと、参考になるかも知れません。

 

牛久沼水系の冬バスはどんなところにいるの

 

ここでいう冬とは、11月から2月位のことを言ってます。

 

まず、この写真を見て下さい。

 

これは11月の中旬に撮った、朝6時位の写真です。

 

この時期ですと、さすがに軽装では身震いするほどの気温になります。

 

水面をおおう湯気のようなものが見えますでしょうか。

 

見るからに寒そうで、釣れる気がしないのですが、実はこの湯気は気温の方が水温より低いために

 

おきる現象です。

 

 

つまり、水温自体はさほど冷たくなっていないという証明です。

 

そう、水中のバスの活性はまだ落ちきっていないのです。

 

現にそこかしこでボイルが発生していました。 場所は旧小貝川の道仙田になります。

 

 

他の時期と違い、一匹の価値がでかくなる冬に確実にバスを仕留めるためにはどうすればいいか。

 

水温の下がる冬場になると、バスは深場に潜ると言われます。

 

しかし、水深のないシャロ―の方が水温の上昇は早いため、時間によってはバスは水面まで上がってくるのです。

 

その時間帯が日当たりのいい午後になります。

 

この時間帯にバスは深場からシャロ―にきてエサをとるわけです。

 

日が傾き水温が下がりだす前の、午後の3時~4時位はもっとも表層の温度が上がるときです。

 

 

そして、落ち着ける場所からエサを求めて上がってきたバスは、杭などのストラクチャーに

 

身を寄せています。 ざっと見渡して、障害物がないか探して見ましょう。

 

身を隠せない場所で、エサの来るのを待っている訳ではありません。

 

 

ここでよくやる失敗が杭の近くに直接ルアーを落とすという事です。

 

そうすると、バスはその場所から離れていってしまいます。

 

 

杭についた個体を狙うのであれば、とにかく杭などから遠くに投げて巻きながら近づけるのが

 

ベターの様です。 更に冬ならではのポイントも見ていきましょう。

 

 

アッ、その前に冬の湖沼の水温だけおさらいしておきましょう。

 

水という物質は面白いもので、4℃の時がもっとも比重が重くなります。

 

一番重いものが、一番下に沈んでいくという原理です。

 

冬と夏で分かり易く、図に表してみました。(下手な絵でごめんなさい)

 

この様に冬場であれば、最下層がもっとも暖かいのでバスはここで普段はじっとしている訳です。

 

また夏場の暑い時はその下の涼しい場所に身をひそめるといった具合です。

 

 

バス釣り、冬に攻めるべきポイント

 

さて冬に攻めたいポイントが、護岸にあるテトラポットです。

 

小貝川ですと、藤代図書館から少し下流に行ったところにあります。

 

これは、冷たい水流をシャットアウトする他に、太陽光で温まったコンクリートが

 

熱を水中で放熱するという効果があります。

 

 

流れを遮り、身を隠せ、更に暖かいとなれば、バスにとってもありがたいはずです。

 

隙間にメタルジグやラバージグを入れて、攻めるのも面白いかも知れません。

 

 

この様な理由で、一部だけ護岸されている場所も午後の温かいときであれば、狙い目になります。

 

それと、本流から切り離された小さな河口もバスが身をひそめるにはもってこいです。

 

ここは小貝川にある、伊丹水門です。 12月の暖かい日であれば、巻き物系でも釣れる場所です。

 

というわけで、冬のシャロ―であっても、バスはいます。

 

なぜかというと、この温かな水を求めてエサのベイトフィニッシュもやってくるからです。

 

 

他には、旧小貝川の道仙田に多く見受けられるリリーパッドです。

 

冬になれば、リリーパッドも枯れて位しか残らなくなりますが、

 

それでも水の動きを止める役目にはなります。

 

越冬するのは、深場だと思いがちですが案外このようなシャロ―でも冬を越すバスはいるようです。

 

足元に注意しながら攻めてみて下さい。

 

 

最後に冬に人気があるのが、温排水の流れ出るポイントです。

 

関東でいえば東京都の荒川、温排水が有名です。

 

茨城県でも霞ケ浦の土浦・新川の温排水はメジャーな場所です。

 

牛久沼水系ではありませんが、期待の持てるポイントなので簡単にご紹介します。

 

 

冬に大人気、土浦新川・温排水ポイント

 

実はここに最近、有料駐車場が出来ました。 一日止めて、300円。

 

ここは人気ポイントの為、以前より路上駐車などがかなり問題となっていました。

 

でも駐車場が出来たので、安心してご紹介できます。

 

 

ただその駐車場の場所が少し分かりづらいので、ご説明します。

 

 

地図のりんりんロードの下の新川橋を渡り左折すると駐車場に着きます。

 

この橋を渡ると

 

バサーの姿がちらほら

 

橋を渡り切って左折すると、駐車場が見えてきます。

 

駐車台数は20数台位です。

 

駐車場にある料金箱に説明に沿って、お金を入れて下さい。

 

これで誰にも気兼ねする事なく、釣りに集中できますね。

 

さて駐車場の前から、温排水の場所が確認出来ます。

 

ここは新川と霞ケ浦が合流する地点です。

 

私も最初は暖かい水は全て本湖に流れ出ちゃうのかと思いましたが

 

霞ケ浦も潮の満ち引きにより、温排水が左右それぞれに広がるようです。

 

 

そう言った訳で、ここを起点としてかなりの水域が温められます。

12月終わりでも水温を確認すると、かなり暖かいです。

 

こちら側からですと釣りをするには、堤防に上がらなくてはいけません。

 

この光景は冬の風物詩ですが、実際に上がってみるとかなり高さがあり、怖いです。

 

落水の危険がありますので、出来れば先程渡った橋まで戻り対岸からの釣りをおすすめします。

 

こちらの方が足場もよく安心して釣りが出来ます。

 

当然、冬場であれば激熱ハイプレッシャーエリアと化します(笑)

 

ですが、その分暖かい水を求めてベイトフィツシュも集まりますので

 

期待の持てるポイントには、変わりありません。

 

 

まとめ

 

いろいろ見てきましたが、まず考えなくてはいけないのがエサとなるベイトフィッシュの動きでしょう。

 

体力のあるバスは冬でも捕食を行います。

 

そして、ベイトフィッシュも冬場は暖かい場所に移動します。

 

 「何故、こんな場所で冬に釣れるの?」

 

という経験をお持ちであれば、それは冒頭に書いた人の手が触れられていない、

 

あなただけの爆釣ポイントの可能性があります。

 

 

最後に冬に効くカラーですが、今までの経験と多くの人の意見をまとめますと

 

やはり、シルバー系が圧倒的におすすめのようです。

 

 

冬の寒い時期は、リアクションの釣りになります。 深い層に沈んだバスのスイッチを

 

入れるには、フラッシング効果の高いものが定番です。 冬にメタルジグが効くのも

 

そういった理由でしょう。 マッディな牛久沼水系ですと、チャートもおすすめです。

 

 

それでは皆様、寒さに気を付けて良い釣行シーズンをお過ごしください。

 

 

 

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