松戸「21世紀の森と広場」で 池の水ぜんぶ抜いた後はどうなっている!?


千葉県松戸市にある「21世紀の森と広場」公園で ”池の水 ぜんぶ抜く” のロケが行われたようです。

 

片道20km程なので、ちょっと行って見る事に。

 

ただこの日は、池の水を抜いたという情報はあっても

 

テレビ放送もされていない為、どんな危険生物が捕獲されたのかも皆目、見当が付きません。

 

 

千葉県の松戸市と言えば都心からも近く、ベッドタウンの印象が強い為

 

そんなところに危険生物がいると言われても、あまりピンときませんでした。

 

 

しかし昨今では飼いきれなくなったペットを近くの池に離すという話も多いので

 

あながち嘘ではないだろうという事で早速調査開始です。

 

松戸「21世紀の森と広場」の千駄堀池でロケは行われた?!

 

ナビを見ながら現地に近づくと大体の場所が分かってきました。

 

松戸東警察署のすぐ近くだったのですね。

 

来る途中、以前あったはずの松戸卸売市場が見当たらない事に気付きました。

 

そしてそこには、巨大なショッピングモールが・・・

 

時代と共に景色は変わります。

 

さて現地に到着です。

 

車でお越しの際は近隣に有料駐車場が用意されています。どこも普通車で500円程でした。

 

 

しかしこの公園、かなりの敷地面積がある公園のようです。

 

公園の入り口は何か所かあって、私が訪れたのは中央口。

 

階段を降りて進むと、何やら人目を引くモニュメントが目に飛び込んできました。

 

こちらは「二十一世紀の森と広場」が市民に愛され続ける公園として育っていくことを祈念して

 

建立されたモニュメントです。

 

 

松戸市のほぼ中央に位置するこの千駄堀地区は、樹林地に囲まれた渓の入り組む独特の景観で

 

植物も豊富で湧き水も多くみられる地域。

 

実際に訪れて自然あふれる湿地帯等を歩いてみると、かなりの癒しを感じる事が出来ました。

 

 

しかし今日は散歩をしに来たわけではありません。

 

目的は2点。

 

一つ目は水が抜かれた後の池の撮影。

 

二つ目はどのような危険生物が捕獲されたかの情報を集める事。

 

という訳で、広大な園内を急ぎ足で進むと、やっとお目当ての池が見えて参りました。

 

こちらが千駄堀池ですね。

 

アレっ! 水、抜かれてませんけど・・・

 

ここでは無かったのでしょうか?!

 

 

確かにここの池の水をぜんぶ抜くともなれば、とんでもない水量になります。

 

この池は3つの谷津が集まって出来ている人口の池で、東京ドーム約一個分の広さがあり

 

1日で約1.000tもの水量がある池だそうです。

 

 

イヤイヤ、ここではなかったのか?

 

参りました。

 

 

取りあえず、池の向こうに見える売店のような建物で情報収集したいと思います。

 

 

またもや、水は入れられた後でした・・

 

池に面して建てられた売店、テラス席もあって最高ですね。

 

お客さんが途切れたのを見計らって、少しお話を聞いてみました。

 

 

「あの~、すいません。最近ここで「池の水ぜんぶ抜く」のロケとかやられましたか?」

 

「ア~、やりましたよ! もう2~3週間前なので池の水も戻っていますけど」

 

 

やはりそうでしたか、一つ目の目的である水を抜かれた後の撮影はここで終了です。

 

前回の土浦城に続き、またしても遅かったみたいです。

 

 

「まあ池の水を抜いたと言っても、このお店の前の水位が少し下がったかな程度ですけど」

 

「 実際はこのもっと奥でロケはやっていたようです」

 

 

「そうですか、ありがとうございます。それで何か巨大危険生物が捕獲されたとか聞いてないですか?」

 

「さあ~、あんまりそこら辺は詳しくないので・・・」

 

 

「そうですよね、いろいろありがとうございました」

 

 

二つ目の目的もあやしくなってまいりました。

 

では気を取り直して、もう少し池の奥の方に行って見ましょう。

 

しかしここでお店を出た後、私はとんでもないものを見てしまいました。

 

鯉が居る事は遠目でも判っていたのですが、その周辺をよく見てみると

 

キラキラ光る青い魚体が・・・・

 

丸で囲ったあたりですが、これは紛れもなくブルーギルです。

 

大量にいます。

 

 

そしてそこを横切る黒い尻尾の魚!

 

はい、ブラックバスですね。

 

 

外来種天国じゃないですか。

 

この池は魚の捕獲やエサやりは禁止されています。

 

当然、釣りなどもってのほか。

 

 

となれば、最大の外敵である人間など気にする必要もなく、どんどん数が増える一方。

 

道理で人が寄って来ても逃げない訳だ。

 

オッと、見とれている場合じゃないですね、先に進みましょう。

 

池の外周に沿って道が続いています。

 

こちらは、ミソハギ。湿地に群生する植物です。

 

あちらこちらに目をやると、きれいな水が池に流れ込んでいます。

 

沢の様な場所では子供たちが水遊びをする姿も・・・

 

捕まえた魚でしょうか、この後元に戻すという事で見なかったことにしましょう。

 

昔はこうして遊ぶことで、自然の怖さや貴重さをおのずと勉強していたはずです。

 

 

更に奥へ奥へと進みます。

 

この先を進んだところで、プチ冒険旅行は終わりました。

 

立ち入り禁止区域のようです。

 

でもこの先、気になる~

 

仕方がないので、池の反対側に行って見たいと思います。

 

ちょうど先程訪れた売店の先ですね。

 

 

売店の先にある道を進むと、何やら気になる建造物が・・・

 

んっ、土嚢(どのう)が積んである。

 

もしかしたら、ここで水をせき止め巨大生物を捕獲していたのか?

 

よ~く見てみると、重機まであるではないですか。

 

間違いなく、ここですね。

 

近くに案内所があったので、お話を聞きに伺いました。

 

 

「そこの重機が置いてある場所で、” 池の水ぜんぶ抜く" のロケをやったんですね」

 

「ア~、それは違うよ、池の水が抜けるんで、工事してるだけ・・・」

 

は・は・は・・そうですか。

 

 

「アッ、それとその捕獲劇でどんな巨大生物を捕まえたか、ご存じですか?」

 

「イヤ我々もその件に関しては、全く聞かされていないんだよ」

 

 

ソーシャルディスタンスの関係で、かなりひそかに行われたようですね。

 

 

「8月の終わりにテレビ放送があるらしいから、それまで待つしかないね」

 

「どんな生物が出てくるんだろうね~、楽しみだね」

 

 

そ、そうですね。

 

ハイッ! 二つ目のミッションも達成ならずでした。(←使えねェ~)

 

 

 

※追記:2020年8月30日

 

本日、放送日。巨大生物の正体はライギョ、50cm超えのブラックバス、ブルーギルといった

 

お馴染みのオールスター達?でした。

 

又、在来種も数多く生息していました。

 

こちらは千駄堀池で見つかったギンブナという魚。

 

動物プランクトンから藻類、底生生物まで好き嫌いなく何でも食べる魚です。

 

そして今回は見つかりませんでしたが、よく一緒にされるキンブナという魚もいます。

 

どちらも昔は関東・東北地方で普通に見られた魚ですが、今では准絶滅危惧種となっております。

 

ちなみに、これらの魚は霞ヶ浦水族館で展示されていました。

 

 

まとめ

 

昭和40年代から昭和50年代にかけて、当時の松戸市は人口が著しく急増し

 

基礎整備も追いつかず、生活環境も悪化していく傾向にありました。

 

そんな最中、自然あふれる地域を守る事で松戸市の都市空間が新たに創造されると信じ

 

この地を核的空間として、大規模公園を建設する事を決意したそうです。

 

そんな公園の真ん中にある千駄堀池だからこそ、市民の思い入れもひとしお。

 

 

都市部の中にあって自然を感じられる場所はいつまでも残しておかなくてはならないはずですね。

 

沢で遊ぶ子供たちを見て、尚更にそう感じた次第です。

 

 

 

 

 


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