牛久市の観光大使としても、頑張って来られた横綱・稀勢の里関が
本日をもって土俵を去る事となりました。 牛久市の広報紙にも、
「今年は完全復活し、応援している皆様に安心して頂けるように頑張っていきます」
と書かれていたので期待していたのですが・・・。
とは言え、この事を一番残念に思っているのは、他ならぬ稀勢の里関でしょう。
ここ牛久には、稀勢の里関の功績をたたえるモニュメントなどもあります。
また、牛久市役所には場所中であれば、横綱から贈られた綱も展示されています。
チョットだけ、ご覧ください。
牛久市民が愛する稀勢の里関
牛久市出身の大相撲力士、なおかつ横綱というだけあって、
市内の商店街にも普通に応援の旗が飾られています。
こちらはとある商店ですが、写真を撮らせて欲しいとお願いしたところ、
「本当に残念」というお話になりました。
2019年の初場所において、まさかの3連敗。
これには牛久市民で無くても、この先大丈夫かといった心配が頭をよぎったはずです。
稀勢の里関は牛久市の出身で幼稚園から中学校まではお隣の竜ケ崎市で過ごされました。
そして中学校卒業後は、大相撲の道へ進みました。
牛久駅東口を降りて、すぐの場所に稀勢の里関の手形が押されたレリーフがあります。
牛久駅から、通勤される市民は毎朝、目にする機会のあるものです。
多くの市民に、その人柄で愛されてきた第72代横綱、稀勢の里関。
市民の多くはケガの後、よくここまで頑張ったという、ねぎらいの言葉しか思いつきません。
今場所においては、「自分の中で、いい動きが出来ていたので自信をもって臨んだ」
と口にしていただけに、余計に3連敗は本人にとっても堪えたのでしょう。
2017年の春場所において痛めた大胸筋がその後の横綱人生に大きく関わってきました。
ですが、そのけがを押して頑張る姿に全国の相撲ファンは自身の人生を重ね合わせて、
応援していたのではないでしょうか。
では、牛久市役所にも行って見たいと思います。
市役所挙げての大応援
引退表明がされた当日も、市役所前には風にそよぐ、大きなのぼりが立てられていました。
庁舎に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、こちらです。
こちらは稀勢の里関が寄贈された綱になります。
通常は場所中に飾られるものだそうですが、今後はどうなるのでしょう。
職員の方に聞いたところ、場所が終われば片づけるとの事。
スペースの関係もあるので、仕様がないとは思いますが・・・。
また、奥の方には稀勢の里関を紹介した展示スペースが設けられていました。
何とも、見ていてほのぼのとした気分にさせられました。
そして、目を引いたのがこちらの作品でした。
毛糸か何かで編み込まれた稀勢の里関の土俵入り姿です。
すごい力作です。 市民の方の寄贈でしょうか。
この日は報道の方達も多く来ていて、普段の市役所にはない雰囲気も漂っていましたが、
ここまで多くの人に応援された横綱も珍しいのではないでしょうか。
大相撲と言えば、やはり勝負の世界。 強いものだけが名声をあびる世界のはずです。
もちろん、先程の2017年の春場所もケガを押しての出場で
2場所連続優勝を成し遂げた力のある横綱であるのは間違いありません。
ですが、ここまで愛される理由は、その人柄ゆえのものだと思います。
寡黙で涙もろい一面もあり、ケガと真摯に戦い続けた姿を忘れる事は出来ません。
まとめ
引退のインタビューで「相撲人生において一片の悔いもなし」
と言い切った横綱の言葉を聞いて、ほっとしました。
そして「ケガをする前の自分に戻る事は出来なかった」という言葉が、
それまでの苦しさを物語ってもいました。
これからは、親方として後進の指導に当たる訳ですが、ここまで苦労した横綱はいなかった訳ですから、
きっと誰よりも力士の苦労を分かる親方になってくれるはずです。
兎にも角にも、長い間本当にご苦労様でした。
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