今回はチョット、足を延ばして千葉県の手賀沼まで出かけてきました。
といっても車で30分程の距離なんですけどね。12月になると、やはりバスは深場に潜ります。
そこを狙い撃ちです。 暖かい日はシャロ―に上がってくる時もありますが、今日は寒い!
というわけで、やってきました。 手賀沼です。
チョット前までは、手賀沼は「日本一汚い沼」という不名誉な称号を与えられていました。
夏場などは近くまでくると、結構な匂いもしていましたが今は利根川の水を引き入れ
かなりきれいになりました。
現在は、手賀沼の周りで釣りやヨットなどしている方も多く見受けられます。
ではきれいになった手賀沼で釣り開始!
手賀沼でバス釣り、今回はおかっぱりではないよ!
こんなに寒くてはどうせ釣れないでしょう、
と思っていた私の脳裏に素晴らしい考えが浮かびました。その秘策とは・・
そうボートで沼の中央に行きボトムのバスを根こそぎすくうというものです。
我ながら、素晴らしい・・・。
手賀沼公園の中にあるボート屋さんです。
フムフム、スワンボート1000円、手漕ぎボート500円、よし決めた! 手漕ぎボートだ!
早速、ボート屋のおやじに近寄り手漕ぎボートを借り受けました。 親父さん、いわく・・・
「バス釣りでボート借りる人、あんたが初めてだよ!」 (´・ω`・)エッ? そうなの?
まあ、いいでしょう。 私には秘策がありますから。
いよいよ、桟橋に向かいます。
桟橋に向かう途中、釣り堀がありました。先程とは別の係りのオジサンがいたので
「ここ、何が釣れるんですか?」と聞いた所、「鯉とふな」 そうですか、わかりました。
いよいよ出航です。 ボートなんて何年も乗っていないので大丈夫かな~、と思っていたら
「逆、あんた乗る向きが逆!」 とアドバイス。 そうですか、わかりました。
何事も経験です(笑) いよいよ漕ぎ出そうとしたら、係りのオジサンから何点か注意事項。
「まず、ボートでは決して立ち上がらないように、それと沼の中央は浅いので気を付けて」との事。
(´・ω`・)エッ? DEEPは? 深場は?
後で分かったのですが、ここ手賀沼の水深は深いところでも最大3.8mくらいしかないそうです。
つまり、全域にバスは散らばっているという事ですか。
作戦終了です。
「あんまり遠くに行くんじゃねえど~!」 の声もむなしく出発です。
いや、漕ぎ出して分かったのですが手漕ぎボートって、案外進みますねぇ。
みるみる陸が遠ざかっていきます。 なんか怖い・・・。
ある程度進んだので、ボトムめがけてラバージグ投入でぇす。
なんか浅い・・・・。 イヤイヤ、こんなところでへばってはいけません。
ボトムがダメなら中層だ。 スピンジグで引きまくります。 ふ~!
辺りを見渡すと、「あっ、あんなところに格好のストラクチャーが・・・」
DEEPはやめてストラクチャー狙いに切り替えます。 早っ!
手賀沼の中央から岸沿いに戻り、船を寄せていきます。 結構進むものですねぇ~。
乱杭にボートを寄せて、杭添いにスピナーベイトを通していきます。
あれ、ここなら岸からでも釣り出来るんじゃないの!? ま、まあいいでしょう。
ボートからバスを狙っている事に意義があるんですから。
しばらくルアーを変えてやってみましたが、当たりなしでした。 戻って岸から狙うか・・・。
無事、戻ってこれました。 すっかり体も冷えたので、なにか暖かいものでも飲みましょう。
なんとBOSSからオニオンスープなんか出しているんですね。 どれどれ、うん、うまい!
それにしても、やはり手賀沼は広いですね。 面積でいえば、650ha。
東京ディズニーランドの約13倍の広さです。 水量は、東京ドーム4.5杯分との事。
どおりで釣れないわけだ。(イヤイヤ)
ちなみに手賀沼での釣りにお金はかかるのか?
漁業権の対象となる魚種は、鯉・フナ・ウナギ・ワカサギの4魚種のみ。
ブラックバスは入っていませんね。
ただバス狙いであっても、間違って上記の魚がかかる可能性もある訳です。
かなりグレーな問題ではあります。
手賀沼親水広場で一休み
沼の周りを探索していると、手賀沼公園から程近くの場所に手賀沼親水公園がありました。
以前来たときは、大きな水槽があったような気がしたので、少し覗いて見ました。
以前はなかった直売所などが出来ており、賑やかです。 奥の方に進むと展示室がありました。
ここ手賀沼に生息する、モツゴや銀ブナなどが展示されています。
こちらは真ん中にエビがいます。
あと、面白かったのが展示されていたバードカービングというもの。
始め見た時は鳥のはく製かと思ったのですが、なんと緻密に彫った鳥の彫刻とのこと。
それに色を付け、本物の鳥そっくりに仕上げられた美術品です。
近くで見てもはく製にしか見えません。 すごい技ですね。
あとバスは展示してないのかなと探していたら、こんな看板が・・・。
そうです。ブラックバスは緊急対策外来種なのです。
緊急性が高く、積極的に防除すべき魚の一つなのでした。
そう言えば、琵琶湖でもここ最近、バスの漁獲高が急に減少しているそうです。
バスやブルーギルは駆除すべき魚という事で、市か県がキロいくらで買い取るそうですが,
急に漁獲量が減ったと業者は嘆いているそうです。
どこかに潜んでいるのか、それとも本当に数が減ったのか現在、調査中との事。
4階に上がると、手賀沼を一望できると書いてあったのでちょっと見に行きました。
手賀沼の中央にかかる手賀沼大橋が見渡せました。
建物を出て裏手に回ると散策道があり、釣りも出来そうだったので少しやってみましたがダメでした。
ふと沼に目を移すと、なにやら怪しい人達が立っていました。 か、河童ですか?
アレ!ここ牛久沼じゃないよなぁ~? まあ、どこでも河童は生息しているんですね。
河童伝説の本家はこちら! 牛久沼の河童伝説・かっぱの里を訪ねて
まとめ
全然、釣り記事になってなくて申し訳ありませんでしたが、
ここ手賀沼が依然と比べて水質がキレイになっていたのが救いでした。
昭和20年頃は手賀沼の水は底が透き通って見えるほどで、夏には子供たちが泳いで遊び、
漁師は沼の水をすくって飲んだと言います。
行政や地域住民の方達の苦労によって、ここまで水質が改善された手賀沼を我々釣り人が、
汚してはいけません。 昔、生息していた魚も徐々に戻ってきているそうです。
一人一人が出来る事をやっていけば、又昔のきれいな手賀沼が戻ってくるかもしれないですね。
では、また・・・・。
手賀沼をきれいにしてくれた、北千葉導水ビジターセンターにも行ってみました!
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