DIY・初心者が知っておきたい木材選び!(基礎編)


「なんでも自分たちでやってみよう!」の精神でブームのDIY

 

でも始めるには、何から手を付ければいいか分からないといった初心者さんも多いと思います。

 

ここでは、DIYでもっとも使われる機会の多い木材についてホームセンターで迷わないように、

 

最低限の知識を覚えましょう。

 

また、ホームセンターで知っておくと便利なサービス等も簡単に説明していますので、

 

ある程度の知識がついたら、早速手を動かして自分だけのDIYに挑戦してみましょう。

 

 

DIY・初心者の木材選び

 

ここでは通常、街のホームセンターで入手しやすい木材についてお話します。

 

ホームセンターで取り扱っている主な木材は、以下の様なものです。

 

  • 2×4(ツーバイフォー)材
  • 無垢材
  • 合板
  • 集成材
  • 木質ボード(MDF)
  • 化粧合板

 

 

上から順番に説明していきますと、

 

2×4(ツーバイフォー)材

 

まず、ホームセンターに入ってすぐ目に付く場所に置かれているのが2×4(ツーバイフォー)材です。

 

2×4(ツーバイフォー)とは、アメリカの2×4工法に使われる木材のことです。

 

厚さが2インチ、幅が4インチであることから名づけられました。

 

(ちなみにインチは、2.54cmです。)

 

 

この木材の特徴は、サイズが規格化していて値段が安いという点と、

 

表面が滑らかで角も面取りされていますので、加工がしやすいというものでしょう。

 

2×4(ツーバイフォー)材、専用のジョイントを使用すれば、

 

初心者でも頑強な椅子やテーブルなどが簡単に作れます。

 

 

ウッドデッキなどにも多く使われる素材です。

 

また、はじめから防虫・防腐効果のある薬剤を浸み込ませたものも用意されています。

 

長さは長いもので1820mmまであります。

 

棚やベンチなどを作るのであれば、最適な木材です。 ただ、野外で使う場合は、

 

先程の防虫・防腐効果のある薬剤付きのものか、防腐効果のある塗料を塗る必要があるでしょう。

 

 

無垢材

 

無垢材とは、天然の一本の木から削りだされた木材です。

 

無垢材は大きく分けると針葉樹のものと広葉樹のものがあります。

 

針葉樹の方が値段が安く、また加工しやすいので初心者の方にはお勧めです。

 

 

代表的な針葉樹としては、スギ、ヒノキ、パイン、ベイマツなどがあります。

 

ヒノキはその独特の香りや光沢で人気があり、水に強くスギよりも耐久性に富んでます。

 

スギも価格が安く加工はしやすいのですが、ヒノキにくらべると耐久性に劣ります。

 

 

パイン材もなじみのある木材で、特にカントリー調の家具などに多く使われています。

 

加工しやすく、価格もリーズナブルです。

 

 

ベイマツはその名の通り、北米産の木で加工は容易ですがヤ二が表面にでてくる時があります。

 

 

広葉樹は美しさと耐久性を備えた木材ですが、価格が高いのと硬いために加工しずらい特徴があります。

 

代表的なものですと、ケヤキ、キリ、チークなどが有名です。

 

 

キリは湿気や熱を通しずらいため、タンスなどに用いられます。

 

ケヤキ同様、耐久性が高いわりには加工はしやすいです。

 

ケヤキも木目が美しく強度に富んでいますが、やや重く硬いです。

 

街路樹などでよく見かけるものですね。

 

 

チークは船の甲板に使われるほど、耐久性の高い木材です。価格は高めですが、高級感はあります。

 

ここで紹介した広葉樹は比較的、加工しやすいものばかりなので挑戦してみる価値はあるでしょう。

 

合板

 

合板は薄いべニア等を何枚も張り合わせたものです。

 

木目の向きを交互に貼り合わせるので、強度があり反りや割れといったものが出ずらいのが特徴でしょう。

 

また、平面状大きな面積が使え、加工もしやすくなっています。

 

ただし、耐水性が低いのとねじ等が効きにくいのが難点かもしれません。 価格は無垢材よりも安価です。

 

 

集成材

 

集成材も木を貼り合わせている点は合板と同じですが、集成材の場合、

 

木目方向を同じ方向に並べているのが合板との違いです。

 

また、合板に比べ表面が滑らかなため家具はもちろん、棚板や柱などにも利用されています。

 

こちらも無垢材に比べ安価です。

 

 

木質ボード(MDF)

 

こちらは、MDFと呼ばれるボードで最近は100均などにも置かれています。

 

木質ボードは細かい木片などを成型したものです。 よって木目はありません。

 

特徴として、表面が滑らかで曲線加工などがしやすくなっています。

 

ただ強度はあまりないので、接合にはナットなどを用いる方がイイでしょう。

 

 

化粧合板

 

最後に化粧合板ですが、これは集成材の表面に木目調や無地のシールが貼られたものです。

 

昔、カラーBOXなるものが流行りましたが、そのようなものです。

 

中が空洞であれば釘等はききませんので、やはりナットなどを使い強度を上げる方法を用いましょう。

 

 

DIY・初心者に便利なサービス

 

ホームセンターでは、カットや穴あけを有料で頼めます。

 

お店により、まちまちですがワンカット、50円程でやってくれます。

 

DIY初心者の方ですと、木材の切断は慣れるまで 大変な作業になります。

 

お店でカットが済んでいれば、帰ってからは組み立てるだけで済むので、作業もはかどります。

 

 

カットしてもらう際には、あらかじめ作る際の寸法などをメモしていきましょう。

 

また、材料が長すぎて車に積めないという場合は、軽トラックの貸し出しも行っていますので

 

利用するといいでしょう。

 

あと、あまり知られていないのが電動工具の貸し出しです。

 

最近はそうでもないですが昔は、電動工具というとかなり高価なものでした。

 

使い方を知らずに購入すると後で、用途が違ったなどという事で後悔する事になります。

 

 

また実際に使ってみて、あれば便利だとか、このメーカーは使いやすいとかの事前情報が得られます。

 

貸し出しは有料になりますが、買うのを迷っているのであれば一度借りて使ってみるのもアリでしょう。

 

 

また、これも店舗によって様々ですが、無料の工作室があるお店もあります。

 

自宅ですと、騒音や汚れを気にしますが工作室であれば、まわりに気兼ねなく作業できます。

 

足りないものがあれば、すぐに買い足せるのも大変便利です。

 

 

まとめ

 

最近の大型ホームセンターさんは頻繁に、DIY教室や実演イベントが行われています。

 

材料の実費だけで参加できるものもありますので、自己流だけではないテクニックを身に付けるチャンスです。

 

たまの休日、お子さんと一緒に参加してみても楽しいかもしれません。

 

 

 


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