以前ネットでiPhoneケースをカッコよくサビ塗装している写真を見かけ、
私も思わずチャレンジしたくなりました。
どこまで出来るか分からないけど、持てるテクニック? を駆使し挑戦です。
以下、参考までに作業工程をまとめてみました。
こちらでは基本となるスプレーはがし塗装について、分かり易く手順を載せています。
是非これを見ながら、ワンランク上のはがし塗装を身に付けて下さい!
読み終わる頃には、チャレンジしたくてウズウズするはずです。
ではいってみましょう!
iPhoneケースをサビ塗装、スマホケースをイメチェンだ!
まず、iPhoneケースを用意します。
今回はどうなるか分からないのでw、失敗してもいい100均のものを使用しました。
安いものなので、気楽にチャレンジしましょう。
しかし、最近の100均は何でもありますねぇ~。 果たして、利益はあるの?
と思ってしまうのですが、そこは商売 何か秘密がありそうです。
調べてみると、中には原価が100円以上の物も混じっているとの事。 これでは、赤字ですね。
しかし当然、原価率の安いものもあって、全てならして黒字にしているようです。
これは「ロスローダー戦略」といって、集客を目的に採算度外視で価格を安く設定する手法の様です。
いろいろな販売戦略があるのですね。
かなり話が横道に逸れてしまいましたが、まずこのiPhoneケース。
材質はポリカーボネイト。 ラジコンのボディなどに使われるものです。
衝撃には強いようですが、塗装のノリはどうなのでしょう。
ポリカ専用の塗料もあるようですが、お高いみたいなので今回はパス!
まず、下地処理する前に軽くコンパウンドで磨いて、塗装の食いつきを良くしてみたいと思います。
とりあえず、左の粗目で磨きます。 かなり表面が傷だらけになりました。
多少、塗料の食いつきが良くなった気がするので、下地を塗っていきたいと思います。
今回は はがし塗装をメインにやるので、下地色はタミヤのハルレッドを使用します。
エアブラシを使い塗装していきます。 エアブラシが無ければ、スプレー缶でも全然OKです。
ちなみに、100均で売られているアクリルスプレー。
アクリルなのに油性のため非常に被膜が強いのです。下地に使うのであれば超おすすめです。
続いて塗装が乾いたら、この上からケープ(ヘアスプレー)をかけていきます。
何故ケープをかけるのかといいますと、この後好みのケースカラーに塗っていくのですが
ケープをかける事により後から塗った塗装が、水でこする事によりうまく剥がれるようになるからです。
下地が出やすくなるんですね。
塗装が剥がれて使い込んだような感じにしたい時に使われる手法になります。
では洗面所から、こっそり拝借しましょう(笑)
ケープをかけると、このようにベトベトになりますが、ものの数分で乾きます。
その後、iPhoneケースの色を決めて塗装しましょう。
一点注意することがあります。
下地色はエナメル塗料でもいいのですが、上から塗装する色はアクリル塗料がお勧めです。
何故かと言うと、はがしやすいからです。
私は今回、下地も表面色もアクリル塗料で行っています。
そして、このような色にしてみました。
ちょっとレトロな感じの水色です。
白と青を混ぜて、少しグレーを足すとレトロなカラーになります。
グレーは一色あると、本当に重宝します。
では、塗装が乾くまで コーヒーでも飲んで待ちましょう。
iPhoneケースをサビ塗装、スマホケース仕上げ編
乾いてきたようです。
ここでは、模様がないと少し寂しいので余ったデカールでも貼り付けましょう。
水転写シールが手軽でいいですね。 私はこんな感じのシールを貼ってみました。
これは知り合いに作ってもらった水転写シールです。
この後、歯ブラシでこすっていく訳ですが、水転写シールを傷つけない様にやって下さい。
歯ブラシは、普通の硬さのもので大丈夫です。
完全に乾燥する前にこすっていきましょう。
塗装してから15分から20分くらいで乾くので、早速取り掛かりましょう。
水を付けて、軽くこすっていきます。
あまりゴシゴシやると下地まで剥がしてしまうので様子を見ながら気長にやっていきます。
角の部分などは使っていると塗装が剥がれやすい部分なので、
その辺を想像しながら剥がすとリアルになってきます。
シールもうまく傷つけると雰囲気がでる場合もあります。
その辺はお好みでどうぞ。
このままでも、案外カッコいいので完成でもいいのですが、もう少し私は手を加えていきます。
以前、紹介したサビ塗料を使い、さらにダメージを与えたいと思います。
サビ塗料に関する記事:DIYサビ塗装、専用塗料をキャンディタワーで買ってみた!
特に専用のサビ塗料でなくても構いませんが、
この塗料は短時間で本物のようなサビ塗装が出来ますので、おすすめです。
所ジョージさんも使っているサビ塗料ですよ!
まずスポンジに塗料をつけて、サビさせたい場所をポンポンと叩いていきます。
かなりサビてきました。
細かいところは、特に手を入れなくてもはがし塗装で十分にカバー出来ます。
後はお好みで、サビの垂れた跡などを筆を使い表現していきます。
こんな感じで完成です。
冒頭で触れましたカッコいいiPhoneケースのようには行きませんでしたが、後は慣れですね。
これから20個程量産すれば、コツも分かってもう少しましな物が作れるかもしれません。
ここまでの所要時間は、おおよそ2時間位でしょうか。
常に肌身離さず持つものなので、時間を気にせずに作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
手順を簡単にまとめてみますと、以下のようになります。
- コンパウンド等で下地処理
- サビ色の下地の塗装
- ケープ吹付
- 表面色の塗装
- お好みのステッカー貼り付け
- 塗装のはがし
- ここまでで、スプレーはがし塗装の工程は終わります。
- 後はお好みで
- サビ塗装
- クリアにて保護
これは今回、私がやった手順ですので参考程度にしていただければ大丈夫です。
ちょっと時間はかかりますが、世界に一つだけのiPhoneケースですので愛着も湧くというものです。
是非一度、チャレンジしてみて下さい。 では、では。
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