お歳暮を贈る時期は?知っておきたい5つのマナー


年の瀬も近づいてくると、気になるのがお歳暮です。

 

贈り慣れてる方でしたら、あまり悩む必要もないのでしょうがそうでないと、

 

いろいろな疑問が湧いてきて困ってしまいます。

 

そこで今回は、お歳暮を贈るうえで、これだけは気を付けたいポイントを5つ、あげてみました。

 

これさえ、読めばもう迷う事はありません。

 

早速、見て、行きましょう!

 

お歳暮の時期と5つのマナー

 

お歳暮を贈るうえで気を付けたい5つのポイントは、以下のものです。

 

  • 地区別のお歳暮を贈る時期を知る
  • お世話になった方に贈るという考え方
  • 贈るべき品の決め方
  • お歳暮の金額は、一般的にこの位
  • ちょっとした決まり事を守る

 

では、順番に見ていきましょう。

 

 

まず最初に、お歳暮を贈る時期ですが、これは地域により若干変わってきます。

 

大まかには同じですが、関東では12月初旬から20日位に贈るのが一般的です。

 

最近は12月初旬が多くなっています。 20日を過ぎると時期外れという方もいらっしゃいます。

 

 

ただ、生鮮食品を贈る場合はこの限りではありません。 これは後程、解説します。

 

北海道、東北、北陸、東海、関西、中国、九州におきましては

 

12月10日から12月20日位が一般的になっています。

 

沖縄は12月初旬から12月25日位となっております。

 

次にお歳暮はどんな方に、贈ればイイの?という事ですがもともとお歳暮は、

 

その年お世話になった方へ、年末のあいさつとして贈るものですので

 

会社の上司や取引先、両親や親せきの方、また友人や恩師などでしょう。

 

 

ただ、ここで気を付けなければいけない事が出てきます。

 

昨今ですと、コンプライアンス等の関係で会社内での贈答は、社内規定に違反する場合が出てきます。

 

当然、取引先の会社においても、そのような規定がある会社であればNGとなってしまいます。

 

 

喜んで貰おうとおもって贈った品が、相手に迷惑をかけてしまうといった事も出てきます。

 

事前に社内規定などにも目を通しておいた方がいいでしょう。

 

また、公務員の方へのお歳暮も賄賂とみなされる恐れがあります。

 

これは貰った方も贈ったほうも両方が罰せられる危険がありますので、

 

やめた方が無難というか、控えられた方がよろしいでしょう。

 

 

それとご自身が結婚している場合、挙式の仲人をして頂いた方へは礼儀としてですが、

 

挙式から3年間はお歳暮を贈りましょう。

 

ちょっと長くなりましたが、続いてお歳暮の品とお値段を見ていきましょう。

 

 

一般的なお歳暮の品とお値段

 

これは、はっきりとした決まり事がある訳ではありませんが

 

通常、相手の嗜好が分かっていればそれに合わせたものが一番よろしいでしょう。

 

両親等に贈るものでしたら、ご自身が食べておいしかったものなどがおすすめです。

 

 

またこの時期はなどのお正月に食べて頂けるものも、贈られた方は重宝します。

 

普段はあまり食べない高級なお肉や、珍しいお取り寄せ品などはどうでしょうか。

 

お取り寄せ品に関しましては、相手の方が選べる「ギフトカタログ」も人気です。

 

 

生鮮食品を贈る場合に限ってですが、最初に触れた贈る時期は25日位でも良いでしょう。

 

お正月に食べて頂くものですので、日持ちを考えればその位がベストだと思います。

 

そして、生鮮食品の場合は必ず、在宅の確認をとっておきましょう。

 

そうしないと相手の方が、その期間旅行に出かけていると困ったことになりますので・・・。

 

 

また注意点になりますが、お歳暮として適さないものが何点かあります。

 

まず、ハサミなどの刃物類です。 これは縁を断ち切るという風にも捉えられます。

 

あとは靴、踏みつけるという意味になります。 ハンカチも「手切れ」ととられます。

 

 

さらに目上の方、上司の方に贈ってならないものが、商品券などです。

 

金銭に関するものは、それが「足りてない」と取られますのでやめておきましょう。

 

お歳暮の一般的な金額は、3000円から5000円と言われています。

 

これは贈る方への感謝の度合いによっても、変わってくるものですので

 

いくらというのも変な話ですが、大体の相場がその位という意味です。

 

 

最後にお歳暮に関する、チョットした決まり事を見ていきます。

 

まず、お歳暮の表包装は紅白の蝶結びの水引と蝶結びの「のし」を付けます。

 

この辺は、お店の方で用意してくれると思いますので簡単に書きます。

 

 

そして結び目の上に「御歳暮」と記し、その下にお名前を小さく記します。

 

贈答品が生鮮食品の場合は「のし」は付けなくても、大丈夫です。

 

 

最近は郵送が一般的ですが、本来は手渡しがイイとされています。

 

その時は、お歳暮を紙袋や風呂敷に包み持っていきます。

 

渡す際には相手が表書きが読める向きにして、両手で添えて渡すようにしましょう。

 

 

郵送で送る場合、正式にはそのお歳暮が届くころに合わせて

 

別途、書状を出すというのが正しいマナーとなっています。

 

 

相手が喪中であった場合は、お歳暮は贈らない方がいいのでしょうか?

 

結論から言いますと、四十九日を過ぎていればいいという事です。

 

お歳暮は相手の方への感謝を表すものですので、お祝いとは違います。

 

ただし、「のし」は紅白のものではなく、普通の白い無地のものにするのがよろしいでしょう。

 

 

まとめ

 

感謝を込めて、暮に贈るお歳暮ですが、見てくると結構いろいろな決まり事があります。

 

しかし、それらを守って相手に気持ちが届き喜んでもらえたらその年の良い締めにもなりますね。

 

 

今回は注意点が多くて申し訳ないのですが、終わりにもう一点。

 

お歳暮を頂いた際に、そのお返しとして高額なものを贈られる方がいらっしゃいますが、

 

それは「今後、当方へのお歳暮はけっこうです」という意味にもなりますので、気をつけましょう。

 

 

まずは、お歳暮を頂いたらすぐに電話などで感謝の気持ちを伝える事です。

 

お返しはそのあと、気持ちを込めたものを贈ればイイのです。

 

お歳暮の時期を逸したら、翌年の1月7日までに届けられるようでしたら「御年賀」とし、

 

以降は2月4日までに届くように「寒中御見舞」としてお届けしましょう。

 

また、年上の方に贈る場合は「寒中御伺」とすると思いが伝わります。

 

では、また。

 

 


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