七五三の時期が来ると、あちこちの神社でかわいい着物を着た子供さん達を見かけます。
その手に持った千歳あめとのマッチングが、なんとも心をなごませてくれます。
この千歳飴、どのタイミングで用意して、どこで入手しているのか気になります。
また、せっかくの我が子の晴れ姿、写真に収めるなら千歳飴も当然、必須です!!
当日になって、慌てる事のない様に大まかな知識だけは持っておきましょう。
これだけ知っておけば大丈夫です。 では、見ていきましょう。
七五三の千歳飴、どこで売ってる?
この千歳飴、まず最初に思い浮かべるのが
神社で祈祷していただいた際に、授与品の中に千歳飴が入っているというものです。
管理人が訪れた神社でも、祈祷後に頂く授与品の中に千歳飴が入っていました。
この千歳飴は祈祷していただいた際に、しっかりとお祓いもされている物です。
神社で売られている千歳飴であれば、そのようなお祓いもされていると思いますが
参道の屋台で売られている千歳飴ですと、そこまでは望めないでしょう。
祈祷後に確実に手に入れられるのであれば、神社での写真撮影にも間に合います。
ただ、気を付けなければいけないのは、その神社で確実に祈祷後の授与品に
千歳飴が含まれているか?ということです。
地域によっては「そんな事、聞いたことも無い」という方もいらっしゃいます。
その神社にお問い合わせすれば、分かる事ですが 「そこまでしたくない」
という方は、その神社のホームページを見て頂くと、その辺の情報が出ているものもあります。
もし神社で手に入らないと分かれば、前もって用意することになります。
七五三の時期であれば、千歳飴はスーパーやデパートといった場所で売っています。
手提げ式の袋に入ったものであれば、500円位から用意できるでしょう。
さらに専門店の和菓子屋さんやお菓子屋さんであれば、
和紙で作られた立派なお飾りの付いたものも用意できるはずです。
ワンランクアップの千歳飴でしたら、そのような専門店もおすすめです。
また老舗の和菓子屋さんでは、お祓い済みのものも扱っているそうです。
あとは、ネットの通販ですね。 お取り寄せまでの時間を逆算して用意することになりますが、
通販の良いところは前もって用意している着物や衣装があればそれに合わせた千歳飴の袋を、
コーディネート出来るという点です。
上級者向けですね。(笑)
では、この千歳飴の意味や由来について、少しだけ見ていきましょう。
千歳飴の意味と由来について
千歳飴の由来は江戸時代までさかのぼります。
所説、いろいろあるのですが当時、浅草の浅草寺で紅白の棒状の「千年飴」
という名前で売られていた長い飴が評判を呼び、「千年飴」→「千歳飴」になったというものと、
もうひとつは大阪の商人が江戸で「長い長いこの飴を食べると、千年もの長寿となる」
と売られたものが由来という二つの説があります。
どちらにせよ、この「千歳」という言葉には、千年や永い年月という意味が込められています。
江戸時代、砂糖は貴重なものでしたが、今と違い子供の生存率が低かった為
子供が千歳飴を食べることによって、長く生きれますようにとの願いを託したのでしょう。
また、千歳飴を入れる袋には鶴や亀、松竹梅の絵柄が入れられています。
「鶴は千年、亀は万年」というように長寿の象徴として、
また松竹梅は健康を表すものとして、その願いが込められたようです。
何気なく食べていた千歳飴ですが、その成り立ちは子供を思う親の気持ちが凝縮されたものだったんですね。
またこの千歳飴、隣近所や親せきに七五三の内祝いとして配る風習も残っています。
七五三の内祝いとしての千歳飴
江戸時代は、七五三を行うお宅が準備して隣近所や親せき筋に千歳飴を配っていたという事です。
当時は大人にとっても砂糖は貴重だったため喜ばれたのでしょう。
配るタイミングとしては、七五三の参拝を済ませた後にやります。
「この度、無事にお祓いが終わりました」と報告する際に一緒に届けたそうです。
内祝いとして渡すものは、先程触れました和菓子屋さん等で用意したものであれば問題ないでしょう。
最近はキャラクターものも多いのですが、そちらはお子様用です。
しっかり、のしが印刷されたものを選びましょう。
まとめ
七五三の千歳飴、入手する場所をまとめますと
- 近所のスーパーやデパート
- 参拝する神社
- 専門店の和菓子屋さんやお菓子屋さん
- ネットを使った通販
といったところになります。
それぞれに、長所や短所がありますので早めに調べて、当日慌てることのないようにしておきましょう。
何よりも喜ぶお子さんの顔を見たいですからね。
古くから受け継がれてきた、お子さんの長寿と健康を願う意味の千歳飴。
永く受け継いでいきましょう。
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