土浦城、池の水をぜんぶ抜いた後はどうなってる? 行ってみましょう!


またまた茨城県で「池の水全部抜く大作戦」が実施されました。

 

今回は土浦城のお堀の水を抜くとの事。

 

確か2020年2月中旬にお堀の水を抜いているので、まだ水は入っていないと思います。

 

お邪魔したのは、2020年3月の終わり。

 

着いてみて、ビックリ!!!

 

もうすでにお堀の水は入れられた後でした。早すぎっ!!

 

 

この「お堀の水を抜く」は、土浦市長自らが番組に要請をしたようです。

 

「濁っていて、外来種も見かけるので25年ぶりにキレイにしたい」との事。

 

果たしてお堀の水はきれいになったのか?

 

 

そして城址の中にある、関東地方で唯一現存する 櫓門(やぐらもん)も見学してきました。

 

では早速、参りましょう!

 

土浦城、お堀の水をぜんぶ抜いた後はどうなってる!?

 

土浦城に本丸は現存しません。

 

明治時代の火災で本丸、櫓(やぐら)共々が消失し、その後復元された櫓だけが今も展示されています。

 

こちらが土浦城址の入り口になります。

 

お堀にはなみなみとした水が入っていましたw

 

鯉もいます。勝手に想像していたキレイな水のイメージとは若干違うような・・・

 

 

しかし今回の要請の一つ、外来魚の駆除という目的は達成されたみたいです。

 

水を抜く前には、ここには190匹近くの中国四大家魚・ハクレンが泳いでいました。

 

他にもブルーギルやアメリカナマズといったお決まりの魚種たちも・・

 

でもどうやって、これらの外来魚がこのお堀に入り込んでしまったのでしょう?

 

番組の中でも言っていましたが、誰かが持ち込んだのか、はたまたそれらの稚魚が紛れ込んだのか

 

 

密閉されたこの水域において考えられるのは、やはり誰かがこれらの魚を放流したという事。

 

ただハクレンやアメリカナマズをわざわざここに持ち込むというのも、正直考えづらい。

 

釣り対象魚としてそれほど魅力のある魚種ではありませんからねぇ・・・

 

 

そして更にここに来て公園の清掃・管理をしている人に聞いた情報が私を混乱させました。

 

「もう水を入れたんですね」

 

「水を抜いたのは2月だから、もう水は入っているよ」

 

「そうですか、ここの水源はどこからか水を引き入れているんですか?」

 

「イヤイヤ、ここの水はポンプを使い井戸水を引き入れているんだよ」

 

 

エ~!

 

となれば水源に稚魚が混じっていたというのも考えにくいですよね。

 

謎は深まるばかりでした。

 

 

とは言え、この地はすぐそばに霞ケ浦や日本で最も危険な川と言われる利根川が流れていますので

 

どんな生物が出てきても、あまり驚きませんけどねぇ。

 

 

さてこの土浦城址は今はきれいに整備され、亀城(きじょう)公園として市民の憩いの場となっています。

 

以前の本丸跡地をぐるりと取り囲むようにお堀が張り巡らされています。

 

昔はお城が池の中に浮かぶ亀の背中のように見えたという事から、亀城公園という名が付いたそうです。

 

そしてお堀にはしっかりと亀の姿も・・・

 

また公園内にはお堀の他にも、たくさんの池が見受けられます。

 

さすがに井戸水を汲み上げているというだけあって、どの池もキレイなものでした。

 

出来れば、お堀の水も3ヶ月ほど天日干ししてから入れてほしかったです。

 

天日干ししている間に、地中の微生物が活性化して水を引き入れた時にきれいになると言いますから。

 

 

しかしお城のお堀の水の色というのは、このような緑がかった色の方が絵になると言えばなります。

 

あまりに無色透明なお堀だと違和感を覚えるかも・・・

 

まさか、それを計算して水をすぐに引き入れたのでしょうか?

 

だとしたら、その担当者はただものではありません。

 

 

ではここまで来たので少しだけ、関東地方で唯一現存する 櫓門(やぐらもん)も見ていきましょう。

 

 

土浦・亀城公園の櫓(やぐら)たち

 

まず入ってすぐにお出迎えしてくれるのが、東櫓(ひがしやぐら)です。

 

「櫓」はもともとは敵をいち早く発見するための役割を持ったものです。

 

他には武器を蓄えておく役割もありました。

 

この土浦城の東櫓は貴重品なども入れておく文庫蔵(ぶんこくら)の役目を果たしたと考えられています。

 

 

そしてこの東櫓は、お金を出して中を見学する事も出来ます。

 

入館料は大人、105円になります。

 

中に入ると、大きなしゃちほこや時を知らせていた太鼓などが飾ってありました。

 

当然、二階から見える景色はそれなりの価値あるものです。

 

窓から見える、お堀と桜が何とも云えぬ風情を醸し出しています。

 

この日はあいにくの曇り空だったのですが、天気のいい日であれば最高の景色が拝める事でしょう。

 

 

こちらは本丸跡地に残された櫓門(やぐらもん)です。

 

昭和61~62年に解体修理されました。

 

亀城公園内にある土浦市立博物館には、当時の本丸も含めた土浦城模型が展示されています。

 

この模型は、江戸時代の土浦城の姿を絵画などの資料をもとに復元したものです。

 

平屋の館と今も残る櫓門などが見てとれます。

 

 

更に江戸時代から昭和時代初期にかけて、利根川水系で活躍していた高瀬舟と呼ばれた船の模型も飾ってありました。

 

当時は馬などに比べ、大量の荷物が運べる船が何よりの運搬手段だったはずです。

 

土浦河岸を出発した高瀬船は、霞ケ浦と利根川を利用して江戸に物資を届けました。

 

土浦から米・醤油などを運び、江戸から戻る際には塩・古着などを持ち帰ったとのこと。

 

底の平らな船で川底に触れない構造になっていたそうです。

 

実はこれらの展示物が見られる土浦市立博物館は、先程お邪魔した東櫓見学のチケットで中に入れます。

 

つまり土浦市立博物館か東櫓見学、どちらかで入館料105円払っていればどちらも見れるという訳ですね。

 

 

更に更に、この入館料を支払えば専用の駐車場が無料で使用できます。

 

第一駐車場、第二駐車場まで用意されています。

 

お帰りの際に土浦市立博物館に寄って、駐車券をもらう事で退出できるシステムになっています。

 

もちろん亀城公園で遊びたい方や市内のまちかど蔵を見学する人も入館料を払えば、利用OKとの事。

 

さすが茨城・太っ腹!!

 

 

まとめ

 

今回は池の水ならぬ、お堀の水を抜いた後という事で伺ったわけですが

 

やはり、行く場所 行く場所いろいろな背景があって大変興味深いですね。

 

他にもいろいろな写真を撮って、紹介したい事がもっともっとあるのですが

 

この先は是非ともあなたの目で確認するという事で、今回は終わりにしたいと思います。

 

今のご時世、コロナウイルスの影響で外出もはばかられる風潮ですが

 

免疫力UPの為にも、太陽の光を少しでも体に浴びれる時間を作っていきたいものですね。

 

では良き休日をお過ごしください。

 

 

 

千葉県の松戸でも池の水ぜんぶ抜く?

 

松戸「21世紀の森と広場」で 池の水ぜんぶ抜いた後はどうなっている!?

 

 

 


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