ジオラマの風景に無くてはならない樹木。
でもリアルな樹木って、案外作るのが難しいですよね。
本当はリアルさを追求するのであれば、オランダドライフラワーが一番いい訳です。
ただご存じの通り、オランダドライフラワーは非常に高価です。
また街の模型屋さんでも中々置いていません。
となれば、やはり庶民の味方100均で探すしかないという事で
遂に見つけ出しました。 これが、その樹木の素材です!
ジオラマの樹木、その作り方の手順
今回は色々な100均ショップに行って、オランダドライフラワーのような物はないか
探したところ、何とセリアの100均ショップに売っていました。
(実はこの探す時間が、意外と楽しかったりするんですよね)
これは ”ナチュラル フラワー クリスタルグラス” という名で売られているものです。
元々はブリザードフラワーを作るための生け花で、ガラスの容器に特殊液を入れて
その中に生け花を浸し、楽しむといった商品です。
しかしその天然素材といい、枝ぶりといいジオラマの樹木の素材にはうってつけではないでしょうか。
では袋から出してみましょう。
黄色い花がついていますね。 このままでは樹木にならないので
ここに木の葉っぱをつけていきます。
まずは花の部分に木工用ボンドを垂らしていきましょう。
緻密な仕上がりを求める方は、水で溶かした木工用ボンドをスプレーするのもアリですが
今回は時短で作れる物を目指したので、ある程度おおざっぱです( ´艸`)
花の部分にボンドをたっぷりとつけていきます。
そこに鉄道模型のストラクチャーを作る時によく使う、緑のフォーリッジを貼り付けます。
もちろん事前に、小さくちぎっておきましょう。
これが葉っぱの素材となる、スポンジ状のフォーリッジです。
一袋 1000円チョットしますが、Nゲージクラスの樹木であればかなりの本数が
出来上がる量なので、一袋買っておけば長い間楽しめるでしょう。
ではボンドの上から、細かくちぎったフォーリッジを貼り付けていきます。
細かい作業にはピンセットがあると便利ですね。
この際、すべてをフォーリッジで埋めてしまわなくても大丈夫です。
その隙間にグリーンパウダーをふりかけるからです。
こちらも鉄道模型の地面などを作る際に用いるもの。
鉄道模型屋さんで売っていて、一袋700円程からあります。
これも使い切るには、かなりの時間がかかるはずです。
ではフォーリッジを貼り付けた隙間にふりかけていきましょう。
白い木工用ボンドが見えなくなる位で十分です。
また所々見える木工用ボンドも、乾けば透明になるのである程度適当でもOKw
そしてパウダーを振りかけ、出来上がったものがこちら!
時短で作った割には、そこそこの仕上がりです。
更に他の枝にも同じように葉っぱをつけましょう。
では苦心?して作った樹木を、実際のジオラマに配置してみましょう。
その出来栄えはどんなものでしょうか。
百均素材の樹木が完成!
え~、ここでは以前に作ったジオラマを使わせて頂きます。
スケールはNゲージクラスのものとなっております。
このジオラマを作った時に感じたのは、建物に対して木の幹が太すぎるという事。
建物がリアルであればあるほど、樹木のリアルさが求められてきます。
こちらは裏から見たところです。
今回は思い切って、この樹木を引きはがしていきます。
フンッ!
キレイにはがせました。 良かった~。
さて、ここに先程の樹木を貼っていく訳ですが
まずは最初に瞬間接着剤を使い、樹木を土台に固定させてみます。
さすが瞬間接着剤ですね。 一瞬で固定出来ました。
しかし、このままでは何とも心もとないので木工用ボンドも使い、更に強力接着。
これで剛柔の衝撃に対しても安心できますよ。
ここでも同じようにボンドにフォーリッジをつけて隠していきます。
更にグリーンパウダーも振りかけます。
一本ではさみしいので、もう一本樹木を足して完成です!!
幹の細さがリアルです。 野外でも撮影してみました。
もう少し、木が低くても良かったですかね。
更にもう一点。
こちらもNゲージクラスの模型なのですが、ホームを降りきったところに小さな穴が開いています。
前はここに給水塔か何かを差し込んでいたはずですが、その部品が見当たらないので
ここにも作った樹木を差し込んでみます。
ちょっとスケールが合ってないようです(笑)
でもやはり、ジオラマに木があると雰囲気が良くなりますね。
皆さんもいろいろと試行錯誤しながら、樹木のある風景を楽しんでみて下さい。
ちなみにオランダドライフラワーを使って作った場合どうなるのか?
比較としてご覧ください。
やはり、オランダドライフラワーはリアルですw
オランダドライフラワーの記事も作成しました。こちらからご覧ください!
まとめ
今回はオランダドライフラワーの代わりになるものを100均ショップで探して、ジオラマに使ってみました。
身の回りにあるものを活用して、ミニチュアの世界を紡ぎ出す。
簡単に手に入らなければ、アイデアでカバーする。
これもジオラマの持つ楽しさではないでしょうか。
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カテゴリ:ジオラマ・プラモデル [コメント:0]
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