新車の値引きのコツ、口下手でもOK! プロが教える本当の戦略


以前、新車ディーラーで○○年も営業していた私がこの問題を徹底解剖していきます。

 

どうせ私は口下手だから無理と、思っているそこのあなた。

 

大丈夫です!

 

確かに口の達者な方なら、黙って買う人よりも安く買える機会は多いと思います。

 

でも、そうでない人にもチャンスはあります。

 

実際に新車の値引き交渉は、非常に大きなエネルギーを使う作業。

 

今回はその負担を少しでも減らすように考えました。

 

そのことで後々大きなアドバンテージも持つことになりますので、面倒がらずに実行してみて下さい。

 

買う時期は一点! 

 

決算時期である3月です!

 

今回は2月3月に分けて、あなたがやるべきことをポイントとして挙げていきます。

 

新車の値引きのコツ、2月中にやる事

 

まず最初に知っておいて欲しいことがあります。

 

普通、自動車ディーラーはメーカーから車を仕入れます。

 

これは一例ですので、大まかな流れを掴んでください。

 

 

小売価格200万円の車を、ディーラーがメーカーから160万円で仕入れたとします。

 

そうするとディーラーはその車を200万円でお客さんに売れば、40万円の儲けが出るわけです。

 

 

しかし、値引きゼロでは当然、買ってくれません。

 

そこで新車の値引きを20万円するわけです。

 

でもあなたが45万円の値引きをせがんでみても、それは無理というものです。

 

なぜなら、45万円値引きするとディーラーは赤字になるからです。

 

多分、営業マンは死んだふりをすることでしょうw。

 

ですので値引きには限界があるということを、最初に知っておいてください。

 

もちろん、車両価格以外にも用品の利益、諸経費の利益、ローンの手数料の利益などがあります。

 

それから、下取り車として買い取った車を売った時の利益もあります。

 

 

この様なトータルの儲けの中で、値引きをして最終的に利益がどの位残るのかをディーラーは考えている訳です。

 

会社である以上、社員の給料や店舗の維持費などを生み出さない訳にはいきません。

 

その辺のさじ加減がもっともゆるくなるのが決算時期である3月なのです。

 

では決算の3月に車を買えばいいのか?

 

いいえ、そうではありません。

 

ディーラーは3月中に新車を登録させたいのです。

 

 

新車の登録には契約をしてすぐに手続きを開始しても、15日位はかかるものなのです。

 

車庫証明も必要になってきますし、揃えた書類を陸運局にもっていきナンバーをもらう日もみておかなければなりません。

 

 

そうすると逆算しても3月の中旬までには契約を終了させねば、3月登録は厳しくなってきます。

 

そこであなたは2月から新車購入に向けて動き出す必要がでてくる訳です。

 

まず2月中にあなたがやるべきポイントはこうです。

 

  • 最寄りのディーラーで査定と新車見積もりを出しておく。
  • 2か所以上の買取センターで査定をしておく
  • 競合車、姉妹車の見積もりも用意しておく

 

この時点で値引きの交渉はそれほど詰めなくても大丈夫です。

 

ただ3月に契約する事だけは言っておきましょう。

 

もちろん3月登録でもかまわないと匂わせるのがポイントです。

 

 

見積もりの段階では、欲しいオプションなども全て計算に入れておきましょう。

 

休みの度に新車ディーラー、中古車買い取りセンターを廻る訳ですので2週から3週は掛かります。

 

全ての見積もりが用意出来たあなたが2月中にやるべきことは、それらの見積もりをよ~く吟味することです。

 

やはり、このオプションは必要ないとか、同じ車の諸経費が何故こんなに違うのか?とか

 

見ているうちに、いろいろな事が整理されていきます。

 

 

この間、新車ディーラーや買取専門店からも電話や訪問があることでしょう。

 

そのとき、あなたがやる事は値引き交渉する事ではなく、3月に決めると断る事です。

 

脈があることを示しつつも、丁重にお断りしてください。

 

 

いやらしいですね~(笑)

 

 

ディーラーの方には申し訳ないのですが、新車は大きな買い物で一度買えば10年近く乗る方もいるわけです。

 

そのためにかける2ヶ月くらいは、我慢してもらいましょう。

 

そして、その間に提示された値引きなどはしっかりメモを取って整理しておく事をおすすめします。

 

 

新車の値引きのコツ、3月決算で決める

 

ここまで読んで頂いて分かったと思いますが

 

このやり方はこちらから積極的に交渉するのではなく、ただただ待ちの姿勢を貫いている点です。

 

しかし、この2月の間に集めたいろいろな情報で、どの様な点に重きを置くかが分かって来たのではないでしょうか。

 

希望する装備が付いていれば、車種にはこだわらないとか

 

やはりどうしても決めた車種で安く購入したいとか、進むべき道が見えてきます。

 

そして一番高い下取り金額も頭に入ってますよね。

 

 

では、ディーラーに向かいましょう。間違っても、セールスマンを呼び出してはいけません。

 

こちらから伺う事でいつ帰ってもイイ体制を整えておくべきです。

 

向こうもわざわざ来てくれた、お客さんをしつこく引き留める事はできません。

 

 

交渉に当たっては、最終的な値引きを聞かせて欲しいと告げましょう。

 

その金額があなたの納得するものであればいい訳です。

 

これまでの期間を設けたことで、相手も一見さんに提示するような値引きは言ってこないはずです。

 

 

ましてや、3月決算期の真っただ中!

 

そして十分に登録できるという申し分のない条件を、あなたは提示しているのです。

 

相手はたまたま、買い替えの時期が来ていてお店に来たのだろうと思っているかも知れませんが

 

こちらは全て計算して、ここにいるわけです。

 

しかも、必要な情報は全て持っています。

 

きっと、大きな値引きを提示してくれることでしょう。

 

 

ある程度の値段になった時に、切り出しましょう。

 

買取センターでは下取り車がこの値段、諸経費はこちらのお店が安い、その辺も考慮してくれるのかと。

 

どうしても下取り金額が合わなければ、買取センターに譲るのも一手です。

 

 

納得すれば、契約。 納得できないのであれば、次のお店に向かいましょう。

 

ですので回る順番は、一番欲しい車種を取り扱っている店舗から訪問しましょう。

 

 

根拠もなく値引きを要求するお客さんをセールスマンは嫌います。

 

ですが、それなりの情報があり紳士的な態度で相談されると、ついつい営業さんも親身になって話に乗ってくれます。

 

セールスマンは敵ではなく、味方になってもらうように心がけるのが、上手に買う一番のコツかもしれません。

 

 

まとめ

 

今回のこの作戦は自動車業界において、もっとも利益度外視で買える決算期を逆算して開始するように考えました。

 

今、乗っている車の車検がまだ半年も残っている人ですとまだ早いかなと思いますが、

 

その位であればやはり3月の決算期に買われる方がお得です。

 

 

あとは3月の決算を逃した人は、9月の仮決算月を狙うのもイイかもしれません。

 

その際は3月と同じように、前もってひと月早く仕込みを開始することをお勧めします。

 

 

また購入した後も、車の場合はいろいろとディーラーに行く機会もあるわけですので

 

最後は気持ちよく決めてあげるのも忘れないでくださいネ!

 

ではあなたが納得できる値引きが出来ますように、陰ながらお祈りしていますので

 

頑張ってください。

 

 

 

下取り車の査定アップはこちらです  自動車の乗り換え、気になる査定アップのコツ

 

 


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