東日本大震災で学んだ、防災の心得! 家族を守る!


忘れもしない、2011年3月11日、東日本大震災の日。 その日、私は会社に向かう途中でした。

 

陸橋の上を車が差し掛かった時、いままで体験したことのない巨大な揺れを感じ、

 

おもわず車を側道に止めました。

 

あちこちの家から人が飛び出し、手に手に、携帯電話を持ち連絡を取ってます。

 

家にいた家族に連絡をとるも、電話は通じず信号機も点灯しない有様で、道路はパニック状態。

 

あれから、7年もの月日が経ちました。 我々は、あの東日本大震災から何を学んだのでしょう。

 

 

後ほど、述べます日本が世界に類をみない地震国家としての原因。

 

これを知った上で、防災意識を高めてほしいという事。

 

そして、東日本大震災から得た防災に必要なものと知識

 

今一度振り返り、大事な家族を守るためにすべき事を見ていきましょう。

 

 

東日本大震災で学んだ事、防災にそなえよ!

 

まず最初に、東日本大震災のような巨大な地震があった時、想定されるのがライフラインの寸断です。

 

このライフラインがどのくらいの期間で復旧されるのかを頭に入れておきましょう。

 

1995年に起こった阪神・淡路大震災のときの復旧状況を参考に見てみます。

 

  • 電気 : 6日
  • 電話 : 14日
  • ガス : 84日
  • 水道 : 90日

 

当然、地震の大きさによりこれらは変化しますが、大まかな知識があるとないとでは違います。

 

 

電気は比較的、早く復旧できる部類に入ります

 

停電の場合、家の近くの電柱が倒れたりした場合であれば、それが直れば電気は使えるようになります。

 

ですので、電柱の工事が始まれば、そろそろ復旧するという目安になります。

 

 

ガスは地震の際は大事故につながる恐れがあるために、

 

緊急時にはガスを送るシステムがストップするように作られています。

 

普通の家庭用のガスも震度5程度で自動的に止まるようになってます。

 

 

ただ、そのような安全装置が働き止まった場合は、復帰作業を行えばすぐに使えるようになりますが、

 

地面の下に埋まっているガス管が破損したときは多くの時間がかかります。

 

当然、ガスが来なければ料理や、お風呂を沸かすといった事もできません。

 

 

そして、電気とともにライフラインに大きく関わるのは、水です。

 

上下水道もガス管と同じく地下を走っています。

 

これが破損すれば、また大きな被害を受けます。

 

ガス管と同じく復旧には多くの時間を要すのは想像に難くないと思います。

 

 

こららのことから、身の回りに起きている状況がどの程度のものかという事を考え

 

冷静に情報を得るようにしましょう。

 

 

では、地震の際に必要となるものを見ていきましょう。

 

まずは、食料です。 最近ですと「ローリングストック法」といったものがあり

 

日常使うものを、多く仕入れ備蓄として備えるという方法があります。

 

詳しくは以下のページをご覧ください。 防災の備えは大丈夫ですか?食料備蓄法とは・・

 

食料以外については、最低限以下のようなものを用意しておくと安心です。

 

  • 1.懐中電灯・ライター・ろうそく・カセットコンロと専用ガス
  • 2.ラジオ・携帯用充電器(電池式)・毛布・ポリタンク
  • 3.簡易トイレ・ティッシュペーパー・ラップ・下着・常備薬
  • 4.現金
  • 5.自転車

 

の懐中電灯のグループは、電気やガスに代わるモノたちです。

 

停電になった場合には明かりがなくなります。

 

被災された方が電気が復旧して一番に安堵を感じることは暗闇からの脱出だそうです。

 

 

のラジオは被災地の情報収集のためです。

 

テレビやパソコンが停電で使えなくなったときラジオはそれに代わるものになります。

 

またスマートフォンも通信手段として役に立ちますがバッテリーの問題も出てきます。

 

電池式の充電器は是非、揃えておきたいものです。

 

 

は生活用品のグループです。 ラップで食器をくるめば、使用しても洗わなくて済みます。

 

非常時、水は貴重なので助かります。

 

 

現金は当然必要になってきますが、例えば地震で停電になった場合、

 

銀行やコンビニエンスストアのキャッシュコーナーが使えなくなる恐れがあります。

 

その時に慌てないよう最低限の現金は用意して置きましょう。

 

 

あと、自転車に関してですが、東日本大震災の時に東京都で自転車が売り切れたそうです。

 

災害時、道路は緊急車両が優先されるため、車での移動が制限されるケースがあります。

 

水などを給水地点に取りに行く際など、自転車があれば大変便利です。

 

 

普段から意識して、これらを準備するのは中々大変ですが、それでも日本は地震大国です。

 

「大きな地震がきます」といった放送がされた直後、大したものではなかったと安堵し

 

それが何回か繰り返されると「また今度も大したことはないだろう」と思ってしまいます。

 

 

そこで、チョット違う視点から地震とは何?という事をみてください。

 

 

地震の起きる仕組み

 

昔、地球の大陸は全てつながっていました。

 

それが2つに分裂し現代の世界地図のように変わっていったのです。

 

そして、この地球の岩盤は今もなお動いています。

 

その速度は年間で数mmから数cmと言われています。

 

 

当然、人間は気づかない速度ですが、

 

皆さんは今の伊豆半島がかっては太平洋に浮かぶ島だったことをご存じでしょうか?

 


この伊豆半島がプレートの移動により日本列島に衝突したわけです。

 

その際に富士山が誕生しました。

 

 

この地球の岩盤が動き「ひずみ」をつくり、負荷がかかりその負荷に堪えられなくなった岩盤が

 

破壊され地表に大きな振動を起こすのが地震です。

 

 

今、地球の表面には十数枚のプレートが敷き詰められ、それぞれ異なる方向に動いてます。

 

そして、そのプレート同士がぶつかり合い、その場所に地震が起きます。

 

 

日本列島周辺は、その中の4つのプレートがぶつかりあっている場所なのです。

 

そう考えると、プレートの中心部にいる国には地震がないという事になります。

 

イギリスなどはほとんど地震を経験したことがないそうです。

 

 

日本列島周辺でぶつかり合っているプレートは

 

  • 太平洋プレート
  • フィリピン海プレート
  • 北アメリカプレート
  • ユーラシアプレート

 

の四つです。 という事で地震が多発する場所というのはある程度、限定されます。

 

これは太平洋を環状に取り囲むエリアで環太平洋地震帯と呼ばれます。

 

1960年に起きたチリ沖の地震も、このエリアに入っています。

 

 

このような地理的な問題からも、日本は地震と常に向き合って行かなくてはなりません。

 

進歩を遂げる最先端の予測に期待をよせながらも、我々は我々で出来る事から始めましょう。

 

 

まとめ

 

震度6以上で開設される、災害用伝言ダイヤル( 171)

 

私も使ったことがありませんがこういったものも、日頃から勉強しておくべきでしょう。

 

またSNS(LINE・Facebook・Twitter)も、貴重な情報収集源となります。

 

 

東日本大震災では、震災の2日後に福島民報でTwitterアカウントを開設し、

 

給水所や避難所の情報を配信しました。 これにより多くの方に貴重な情報が届けられました。

 

 

あとは、家具類の転倒防止も大事な事ですね。 地震の際、家具は凶器になります。

 

阪神・淡路大震災の負傷原因の半分は、家具の転倒によるものです。

 

 

1981年6月に建築基準法が改正され、以前よりも厳しい新耐震基準が設けられましたが、

 

それ以前の建物であれば、その基準に達していない恐れもあるので耐震診断を受けた方が安心です。

 

 

市役所や区役所に耐震相談の窓口もありますし、そのような工事費には補助制度もありますので

 

一度、相談だけでも行ってみられることをお勧め致します。

 

 

 


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