水槽をセットしてすぐに熱帯魚が全滅する原因!一緒に解決しましょう!


苦労して始めた熱帯魚水槽が、数日も経たないうちに全滅!

 

悲しくて、やり切れませんよね。

 

これは水槽をセットして初期の段階で起こりやすい現象です。

 

私も淡水の熱帯魚水槽海水魚水槽水草水槽と歩んできて、何度か経験した事です。

 

何故、水槽をセットしたばかりなのに魚が全滅してしまうのか?

 

その原因と解決策を一緒にみていきましょう!

 

熱帯魚が全滅する様々な原因

 

何故、熱帯魚が全滅するのか?

 

その答えは決して一つではありません。

 

全ての人がまったく同じ条件で熱帯魚を飼育している訳ではないからです。

 

まずは、思い浮かぶ原因を一つ一つ潰していくしかありません。

 

  • エサを食べない

 

ショップで売られている熱帯魚の多くは養殖された魚が多いと思います。

 

販売される大きさに育っているという事は、何らかのえさを口にしている訳です。

 

最初に魚を購入する際に必ず確認していただきたい事があります。

 

そのショップでは、どんなエサを上げているのか?

 

フレークなのか、冷凍の糸ミミズなのか?

 

教えてくれないようなSHOPでは、購入を控えましょう。

 

 

お店と同じエサに切り替えて食べる様であれば、問題は解決です。

 

今まで食べていたエサを口にしないのは、何か別の原因があるはずです。

 

  • 魚の入れすぎで酸欠状態になっている

 

初心者の方が犯しやすいミスが水槽セット初期なのに、多くの魚を入れすぎるという事です。

 

水槽セット初期に、一番大切なのはいかに濾過(ろか)バクテリアを増やすかです。

 

濾過バクテリアは酸素を必要とします。

 

魚の入れすぎで酸素を消費しすぎていれば、濾過バクテリアまで酸素が行き渡らない可能性が出てきます。

 

最初のうちは、多くの酸素を巻き込むようにフィルターの出口は外に出しましょう。

 

  • ショップで元々弱っていた魚を購入した

 

あまり考えられませんが、元々弱っていた魚をあなたが偶然手にした。

 

可能性としては全くゼロではありませんが、水槽にいる全ての魚が全滅となれば

 

その可能性は限りなく低いでしょう。

 

  • 温度は適正か

 

熱帯魚というからには、当然保温の必要性が出てきます。

 

中には保温無しでも飼える丈夫な熱帯魚もいます。

 

ただ低温に弱い魚であれば、適正温度はヒーターで維持する必要があります。

 

ビニール袋からいきなり水槽に移しませんでしたか?

 

ある程度の時間、ビニール袋のまま水槽に漬けて温度を一緒にするといった儀式も必要です。

 

  • 病気で全滅?

 

熱帯魚がよくかかる病気に白点病というものがあります。

 

体に白い綿のようなものが付く病気です。

 

一尾かかると、あっという間に全ての魚に広まります。

 

 

この白点病は目で確認すれば分かりますので、そうでないなら別の理由です。

 

 

まずは、ざっと思い当たる点を挙げてみましたが該当するものはありましたでしょうか?

 

もしあれば、その箇所から改善してみてください。

 

ただ多くの方は上記の点はクリアしているにも関わらず、全滅の憂き目にあわれているはずです。

 

 

そう水槽セット初期に起こる一番危険な現象が実は次の点なのです!

 

 

水槽をセットしてすぐに熱帯魚が全滅する一番の原因

 

水槽を立ち上げたばかりの頃は、熱帯魚飼育を維持する上で一番大切な

 

濾過バクテリアが全く存在していない状態となっています。

 

水槽を立ち上げて少ししたら、魚が全滅した方に多くみられる共通点があります。

 

  • 全ての器具(水槽、フィールター、砂利等)が新品である
  • いきなり多くの魚を投入している

 

まず全ての器具が新品の場合、そこに濾過バクテリアは存在しません。

 

今まで水槽飼育をしていた砂利や流木などには、多くの濾過バクテリアが付着しています。

 

でも初心者の方であれば、そのようなものを持っているはずはありません。

 

魚を飼い始めるとフンが出ます。

 

これが分解して、アンモニアとなります。

 

このアンモニアは魚にとって有害です。

 

 

ここで濾過バクテリアがいれば、このアンモニアを亜硝酸塩に変えてくれます。

 

しかし、この亜硝酸塩も有害です。

 

更に濾過バクテリアは亜硝酸塩を硝酸塩に変えてくれます。

 

 

硝酸塩も無害ではありませんが、硝酸塩のない水槽は存在しませんので

 

多少の量であれば、そこまで神経質になる事もないでしょう。

 

 

ここで、先程の多くの魚を投入しているという問題が浮上してきます。

 

濾過バクテリアの全くいない水槽でも、60cm水槽にメダカクラスの魚が2,3匹であれば

 

アンモニアや亜硝酸塩が多少発生しても、全滅することはないはずです。

 

そして数週間からひと月も経てば、濾過バクテリアが増殖・定着します。

 

しかし、この水槽立ち上げ時に多くの魚を入れた事により、アンモニアが大量発生したら・・

 

当然、濾過バクテリアはいませんのでアンモニアにより水質が一気に悪化します。

 

またエサの食べ残しでも水質は悪くなります。

 

 

魚の状態がいい時であれば、多少の抵抗力もあるはずですが

 

新しい水槽に移され、水質や環境が変わり弱っている時であれば全滅も免れない事でしょう。

 

その解決策とすれば、やはり最初はかなり少量の魚で濾過バクテリアが定着するまで

 

気長に待つといった事が最良の方法になります。

 

濾過バクテリアは数週間から1ヶ月でほぼ増殖・定着します。

 

 

でもすでに多くの魚を買ってしまったとしたら・・

 

この場合は最初の1~2週間は頻繁に水槽の水を1/4ほど換えるしかありません。

 

手動でアンモニア等の有害物質を除去するわけです。

 

 

本来であれば、水槽立ち上げ時の不安定な水質の時はあまりいじらない方がいいのですが

 

多くの魚を入れているのであれば、そんな事はいってられません。

 

2~3日に1回は水替えを行いましょう。

 

 

まとめ

 

図らずも、最初の水槽で魚が全滅したという方は

 

次の点に注意して新しい水槽を立ち上げてみてはいかがでしょうか。

 

  • まずは少ない匹数で1ヶ月ほど水(濾過バクテリア)を作る
  • エサは食べ残さないように注意して与える
  • 最初は1週間に一度くらい水替えを行う

 

水槽立ち上げ時に水が白く濁る、油膜が消えない場合は失敗している可能性があります。

 

適時、水替えをして様子を見ましょう。

 

うまく立ち上がれば、その内に水が輝いてきます。

 

そうなれば成功です。

 

永く、その状態を保てるように頑張っていきましょう!!

 

 

 

 

 


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