田舎暮らしは空き家?それとも賃貸!現実は厳しい


都会に住む方がスローライフに憧れて、田舎暮らしを始めました。

 

でも、考えていた憧れの生活と現実のギャップは想像以上のものでした。

 

「もっと事前に、ちゃんと調査しておくべきだった・・・。」

 

なんて事が起こらない為にも、今回はいろいろな側面から検証していきたいと思います。

 

このところ、空き家バンク と呼ばれるサイトが大人気だそうです。

 

各自治体も力を入れており、中には家賃が無料といったものもあるそうです。

 

 

定年退職を迎えたご夫婦や、最近では若い方なども安住の地を求め、田舎の物件に目を凝らしています。

 

また、いきなり住居を購入するのは不安なので賃貸物件で様子を見たいとお考えの方も増えております。

 

 

更に今はやりの古民家を改築して、そば打ちを始めたいとか、

 

カフェをオープンするといったプランをお考えの方もいるでしょう。

 

 

しかし、ある程度の都市部に暮らしていた方が、今までとは違う環境でいきなり快適に

 

暮らせるものなのでしょうか? じっくり見ていきたいと思います。

 

田舎暮らしのはじめの一歩、賃貸?空き家?

 

まず最初に、移住したい場所が決まっているのであれば、

 

その土地の事をじっくりと調べる必要があります。

 

ただ単に風光明媚であるとか、立地条件が素晴らしい

 

といった事だけで決めてしまうと後悔してしまいます。

 

 

チョット、考えて頂くと分かる事ですが、

 

そこで土地や家を買うという事はそこにある程度の期間は定住するということになります。

 

市町村のパンフレット等で四季折々の自然の美しさや、人情味あふれる行事などだけに

 

目を奪われていると焦点がぼやけてしまいがちです。

 

 

長く住んで、初めてわかる事もあります。 良い面もあれば、悪い面もあります。

 

そして、ここに住み続けるのが無理だと分かった時に、それが賃貸であれば

 

大きなダメージを負う前に、回避する事ができます。 例えば、どんな場合かというと・・・・。

 

 

  • 春・夏・秋と暮らしやすかったが、冬の寒さは想定外だった
  • 湿気などにより家屋の痛みが激しい
  • 住民税・健康保険料が、都市部に比べかなり割高であった
  • 人間関係が思った以上に複雑だった

ざっと思い浮かぶだけでも、こんなにあります。

 

そして、そのどれもが日々の暮らしに大きく関わってくるものばかりです。

 

 

そういう点におきましても、空き家であっても、とりあえずは賃貸で契約出来るものは

 

賃貸で契約し、気にいった時点で購入の相談をするのがおすすめです。

 

 

何やら、夢も希望も無いことばかり書いていますが、その辺の現状はしっかりと

 

認識されていた方が後々よろしいかと思いますので、しばらくお付き合い下さい。

 

 

最初にあげた冬季の件ですが、やはりこの時期を知らずに家や土地を購入するのは無謀です。

 

標高があがれば寒さや積雪量も大きく変わります。

 

また、そうした場所であれば暖房費も家計を大きく圧迫します。

 

 

盆地などであれば湧き水や伏流水での、湿気の問題も浮上してきます。

 

これらは、家屋の土台骨などへの影響が心配されます。

 

外観の手直しと違い、多額の費用がかかる部分ですので慎重に見極めなくてはなりません。

 

 

そして、移住する市町村の住民税や健康保険料などは、前もって調べておくことをおススメします。

 

一般の都市部に比べ、地方の方が住民税や健康保険料などは高くなる傾向にあります。

 

田舎暮らしだから、生活費は安いなどと勝手にイメージしていると後の祭りとなります。

 

 

更に注意が必要なのが、持病を抱えている方などは、生活圏内にその持病に適した大きな病院

 

があるかという事です。

 

いざという時に何十キロも走らないと、病院に行けないというのであればガソリン代もバカになりません。

 

 

色々と見てきましたが、それでも田舎には都会にはない自然の美しさが数多く残っています。

 

上記のような諸問題をクリアして、田舎暮らしを満喫したい方はまずは、賃貸で様子を見て

 

実行されるのがよろしいのではないでしょうか。

 

 

別荘地移住も視野に入れよう

 

最近、見直されているのが別荘地を田舎暮らしの本拠地にするという方法です。

 

なぜ別荘地なのでしょう? たまに新聞の広告などに中古物件の別荘地を見かけます。

 

 

都会暮らしの方がセカンドハウスとして所有するイメージが強い物件ですが、実はこれには理由があります。

 

 

田舎の地域においては、やはりその土地を先祖代々、開拓してきた歴史が残っています。

 

そこに都会の方がどかどかと入ってくれば、中には快く思われない方もいらっしゃいます。

 

そうした軋轢の中、日々その地に根差し生活していくというのは簡単ではありません。

 

 

移住を広く募集している市町村においても、それが全てではないという事です。

 

もちろん、移住してその土地にうまく溶け込み暮らしている方は大勢いらっしゃいます。

 

ですが中には、そうした人付き合いになじめず、都会に舞い戻るケースも多いと聞きます。

 

 

そこで、見直されているのが別荘地なのです。

 

別荘地であれば、そうした人間関係の親密さをことさらに強調せずとも暮らしていける場所として、

 

また都会生活に慣れ親しんだ人達が多く集まる場所として認知され始めたのです。

 

 

ただ、別荘地というだけに夏場の涼しさは申し分ないのでしょうが、こちらも冬季に対する

 

家屋などの対策が懸念材料でしょう。 断熱材等の見直しが必要になるかもしれません。

 

 

また夏場の喧騒なども視野に入れておきましょう。

 

人・人・人で夏場は身動きも出来ないとなると大変です。

 

まとめ

 

今回、田舎暮らしの良い点を数多く拾ってこれなかったのは残念でしたが

 

ただ、イメージだけが先行し見切り発車してしまう人も多いという事で

 

是非とも最初に知っておいていただきたい事のみ、書かせていただきました。

 

 

そして、新しい土地に足を踏み入れる時は、その土地に根ずいている人達の場所を

 

お借りするといった謙虚さも大事だと思います。

 

新たな場所で、新しい生活を始めようとしているあなたの一助になれば幸いです。

 

 

 


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