嵐山、トロッコ列車がいざなう、あやかしの都・・・。 


こんにちは、皆さんは京都の嵐山に出かけたことはありますか?

 

私は昨年、旅行に行って来ました・・・。

 

京都、嵐山と言えば有名な渡月橋竹林、そして、トロッコ列車が知られています。

 

それは、うだるような暑い日でした。 古の都、千年以上続く妖の街、

 

修学旅行以来行く機会のなかった場所だけに、それはそれは私にとって大変楽しみな旅行でした。

 

そして終わってみれば、けっして忘れる事の出来ない思い出深い旅行になりました。

 

 

これは、その日私が辿った道筋をもう一度、皆さんに体験してもらう旅行記になります。

 

古来より嵐山のある保津川地区は、魔界につながる場所として知る人ぞ知るスポットだったのです。

 

そんな事とはつゆ知らず、その日の私は浮かれ気分で嵐山の駅へと降り立ちました・・・。

 

京都、嵐山の本当の奥深さにふれる旅

 

まず最初に我々が目指したのは、有名な渡月橋でした。

 

嵐山駅を降り、歩く事数分で目的の渡月橋に到着しました。

 

じっとしていても汗が滴り落ちるほどの暑さでしたが、川面に着くと涼しげな風が吹き抜け、

 

それはそれは心地よい場所でした。

 

この日も多くの観光客が訪れ、橋の上で止まって写真をとるのも一苦労です。

 

平日という事もあり、大半が外国人の方達です。

 

この先に最近、有名になった嵯峨野の竹林があります。

 

そして、渡月橋を渡るとすぐに京都らしい素敵なお店が軒を並べていて一気に華やいだ気分になります。

 

 

 

これは渡月橋の上から撮った写真です。 見ているだけで涼を運んできてくれる場所でした。

 

お店を冷かしながら歩き、気に入った場所で冷たいものを頂きながら、竹林へと向かいます。

 

数万本の竹が生い茂る中を一本の小径が走っています。

 

竹で日差しが遮られ、一歩踏み込むと先程までの暑さは何処へやら、一気に涼しくなりました。

 

奥へと進むと、更に暗くなり平安時代を偲ばせる古き良き京都へと入っていけます。

 

嵐山のある保津川地区は古くより、最強の鬼として知られる「酒吞童子」の発祥の地として、

 

また「鬼の国」「黄泉の入口」などという、あまり有り難くない言い伝えも残っています。

 

これは、その昔この地域では風葬の習慣があったため、そのような話が残ったのかもしれません。

 

 

更にこの近辺には、それらしい名前の付いたお寺が数多く残されています。

 

有名なところでは「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」があります。

 

化野念仏寺は弘法大師が無縁仏を弔うために建立された寺です。

 

 

今は当然しっかりと供養されている訳なので怖がる必要もないのですが、その響きがチョット

 

おどろおどろしいかなと思いました。

 

(化野念仏寺ではありません)

 

ここまで歩いてきて、たいした距離でもなかったのですが、やはりこの暑さで体が少し参っていたのか、

 

又引き返して歩くのが億劫になっていました。 見ると、この先に駅があると書いています。

 

 

調べてみると、そのまま乗り継いで帰れそうです。 早速、駅に向かいました。

 

 

嵯峨野観光鉄道に乗って

 

着いたのは、トロッコ嵐山駅でした。 しかも、ここはトロッコ列車が運行している鉄道との事。

 

正式には、嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線という路線です。

 

トロッコ列車とは、通常狭くて普通の列車や車が走れないところに線路を引いて、

 

箱型の小型車両でトコトコ走る列車です。

 

 

速度は25キロくらいで、景観のいい場所では更にスピードを落とし景色を楽しめます。

 

ホームに降り、写真を撮って待っていると、来ました! 思っていたイメージと違い案外立派な車両です。

 

ここから20~30分の小旅行です。 ノスタルジックなカラーリングを施された、

 

この車両はディーゼル機関車との事。 いよいよ出発です。

 

乗ってみると、窓は開け放たれていて、山間沿いから見える渓流を眼下に楽しめます。

 

この川は保津川といい、舟下りでも有名な川です。 山間を巡って最後は淀川に合流するそうです。

 

列車に乗ってる方も船に乗ってる方も、皆さん楽しそうに手を振ってました。

 

そして気が付けば、いつしか目的の駅に到着。

 

 

お土産を物色していて、ふと携帯を見てみるといつの間にか電源が落ちていました。

 

何故? 不思議に思いながらも電源を入れようとするのですが入りません。

 

先程迄、トロッコ嵐山駅で写真を撮りまくっていたのに・・・・

 

バッテリーが切れる訳はありません。 充電したばかりなのですから。

 

しかし駅ホームの写真は、別に持っていたタブレットでも撮影していたので気にしない事にしました。

 

その後、いきなり携帯の電源が入り、先程撮った写真を確認すると全てのデータがありませんでした。

 

 

チョットした違和感を感じながらも、我々もそれぞれの思い出を胸に一路帰路に着きます。

 

 

最後に・・・

この日は、もう一泊する予定だったので夜はみんなで食事会です。

 

その日撮ったタブレットの写真を見ながら、楽しく食事をしていましたが一枚変な写真を見つけました。

 

 

えっ!   

 

 

イヤイヤ、そんな馬鹿な! 

 

 

えっ! コレ・・・・・。

 

 

写っていました、アレが・・・。

 

 

写真の場所は、トロッコ嵐山駅のホームでした。

 

そう、トロッコ嵯峨野号を待っている間、ホームで写真を撮りまくっていた時、偶然写りこんでしまったのです。

 

ホームを支える鉄柱に女性の顔が重なって写っていました。

 

これは、違います・・・。

 

写真はタブレットで撮ったものだったので、いくらでも拡大できます。 何度見ても本物です。

 

調べてみると、そのような成仏できない人が写真に写りこむのは、よくある事だそうです。

 

気にせずに消去すれば良いとの事。 私の異変に気付いたのか、みんな心配しています。

 

 

とりあえず、事情を説明しその場でその写真は消去しました。(見ない方がイイです)

 

そして、あの時携帯で撮りまくっていた写真には一体何が写っていたのでしょうか。

 

その後、お店の方にお話しして塩をひとつかみ頂き、軽くお祓いをしました。

 

 

今回、この事を書こうかどうしようか、迷いました。 でも、あえて書きました。

 

それは、京都の持つ本当の奥深さを知っていただくためです。

 

現実とあやかしが交差する場所。

 

京都の中心部は結界が強く、そこから離れた場所に鬼が集まるといわれています。

 

 

華やかさだけではない、京都が垣間見せるもう一つの顔。

 

私はますます京都に魅せられたようです。

 

 

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