またまた日本国が中国に対し、パンダのレンタルを要請するみたいです。
日本人の大好きなパンダ、このレンタル料はいくら掛かるか知っていますか?
例えば、東京都の上野動物園がパンダを受け入れるとしたら、それは東京都がお金を支払う事になる訳です。
そして、この要請が受け入れられれば、今回2か所の動物園「神戸市立王子動物園」か
宮城県仙台市の「 ズーパラダイス八木山」のどちらかにパンダが移送されるわけです。
兵庫県の神戸市立王子動物園では、現在1頭のパンダがいますが
ズーパラダイス八木山であれば宮城県の方は大喜びですね。
では、肝心のパンダのレンタル料はいくらなのか?を見ていきましょう。
パンダのレンタル料はいくらかな?
現在、ジャイアントパンダはワシントン条約やその他もろもろの事情で、
寄贈ではなくレンタルという形を取っています。
パンダの場合、レンタルはペアでの貸し出しになっていて、これが年間約一億円ということです。
この他に、エサ代として一日、約一万円掛かります。
パンダの主食である竹は、一日に15キロ程消費されます。
そして日本までの移送費は100万円から数百万円かかるそうです。 これは日本持ちです。
ある程度、予想していましたが結構掛かるものですね。
動物の値段は、つまるところその希少価値に左右されます。
すなわち、個体数が少ない動物ほど値段が上がる訳です。
ここで問題です。 ライオンと虎はどちらがお高いでしょう?
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正解は、虎です。 百獣の王、ライオンは比較的個体数が多く、1頭当たり50万から100万円だそうです。
かたや虎はと言いますと、一頭当たり、500万から1000万円掛かるそうです。
数の少ないホワイトタイガーになると更に値段が上がり、なんと一頭当たり億は見ないと無理との事。
この値段も動物によっては、ワシントン条約で売買が禁止されていますので、あくまで推定になりますが、
ゴリラだと8000万円、アフリカゾウだと3000万円というものになります。
さて現代、日本には10頭のパンダが飼育されています。 パンダの頭数の多い順で見ると
- アドベンチャーワールド(和歌山県) 6頭
- 上野動物園(東京都) 3頭
- 神戸市立王子動物園(兵庫県) 1頭
となっております。
まず和歌山県のアドベンチャーワールドですが、ここは現在日本一の大家族がいる場所です。
おっとりした性格のお父さんパンダ、エイメイ。
アドベンチャーワールド生まれのお母さんパンダ、ラウヒン。
そして双子の姉妹パンダ、お姉さんのオウヒンと妹のトウヒンです。
姉のオウヒンは耳の毛が長く、目じりが少し吊り上がっています。
妹のトウヒンは耳の毛が短く鼻が長いのが特徴です。
そしてユイヒンです。 出生時197gで一番大きな赤ちゃんパンダとして生まれました。
更に2018年8月14日に、メスの赤ちゃんパンダが誕生しました。名前は現在、募集中との事。
いい名前を思い付いた方は応募してみてはいかがでしょうか。
※2018.12.17 追記 名前は 彩浜(さいひん)に決定しました!
これは赤ちゃんパンダではなく、モルモットですw
続いて3頭を飼育している東京都の上野動物園です。「上野のパンダ」といえば有名ですね。
今は2011年2月にやってきたリーリーとシンシン、
そして2017年に待望のシャンシャンが仲間入りしました。
香香(シャンシャン)の名前の通り、花開く明るいイメージのパンダです。
「上野のパンダ」の歴史は古く、昭和47年にカンカンとランランが来日し、
そこからパンダブームが巻き起こりました。
この時はちょうど日中国交正常化という大きな出来事があったので覚えている方も多いと思います。
2008年、リンリンが亡くなってからは、2011年までの間、
上野動物園にはパンダがいない時期がありました。
そして3年がたった時、今のリーリーとシンシンがやってきたのです。
シャンシャンも2年程経つと、親離れするそうなのでその前に一度見にいきたいものです。
ちなみに上野動物園前のポストは「パンダポスト」と呼ばれ、パンダ模様にペイントされています。
最後に兵庫県にある神戸市立王子動物園は、パンダとコアラが一緒に見れる事でも有名な動物園です。
開園は1951年で、戦後の神戸市の復興と発展を願ってスタートしました。
現在は、2代目のコウコウが2010年に亡くなり、メスのタンタン一頭になっています。
これが今、日本で飼育されている10頭のパンダ達です。
追記:2020年5月
2020年7月を持ちまして市立王子動物園の「タンタン(旦旦)」が中国に返還されるとの発表がありました。
レンタルという形をとっている以上、返還時期はイヤでも訪れます。
これで日本にいるパンダは、アドベンチャーワールド(和歌山県)の6頭と上野動物園(東京都)の3頭のみになりました。
パンダの豆知識
パンダって知ってるようで知らない事も結構あったりする、不思議な動物ですよね。
パンダの出身地は言わずと知れた中国です。
現在、野生のパンダが暮らしている地域は、中国の四川省、甘粛省、陝西省の一部です。
パンダの寿命は、野生下では20歳くらいで、飼育下では25歳くらいと言われています。
パンダの主な主食は、皆さんご存知の通り竹です。
野生のものであれば99パーセント、竹を食べてます。 クマ科なのに草食動物なのですね。
パンダの生まれ故郷、中国では北京動物園をはじめとして23の動物園でもパンダが飼育されています。
また、四川省のパンダ保護研究センターや成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地では
パンダの保護・飼育が日夜研究されています。
まとめ
「パンダ外交」と言われて久しい、今回の要請。
果たして、次にパンダがお目見えするのは、どの動物園でしょうか。
いつ行っても大混雑のパンダ人気は、一向に衰える兆しはありません。
ましてや、赤ちゃんパンダともなれば、皆さん目の色を変えて駆けつけるのでしょう。
どちらにしても、この愛らしいパンダからは当分、目が離せません。
※パンダもいいけど、茨城県にあるシルバニアの仲間たちが待つ「シルバニアパーク」にも
行って見ませんか? こもれび森のイバライド・シルバニアパーク体験談!
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