ストロー使用で海洋汚染が止まらないのは何故?


皆さんは、YouTubeでウミガメの鼻にストローが刺さり、

 

それをペンチで抜く動画をご覧になったでしょうか? 非常に痛々しいものでした。

 

ただ単に、「捨てた人が悪いんでしょう」と思われますが、事態はその程度のことでは済まなくなっています。

 

このところ、スタバやマクドナルドといった企業が、プラスチック製のストロー廃止に向けて動き出しました。

 

また何年か前から、スーパーのレジ袋の使用を減らそうという事で、

 

私の近くのスーパーもレジ袋を使う人は、5円程取られる様になりました。

 

 

実は問題はストローだけでは無く、すべての廃プラスチックによるものなのです。

 

海に流れ出した廃プラスチックの内、実際に見つかっているのは1パーセントに過ぎないという統計が出ています。

 

では、残りの廃プラスチックはどこに消えたのでしょう?

 

順を追って見ていきましょう。

 

消えたストロー!海洋汚染の現状は・・・

 

我々が普段使っているストローなどの材料である、プラスチックとはどの様なものなのでしょう。

 

プラスチックは150年前に丈夫で軽く、安価な材料として発明されました。

 

今日では、我々の周りを見渡しただけでも多くのプラスチック製品が目に飛び込んできます。

 

また今では、医療機器やジェット機の部品にも欠かせないものになっています。

 

 

しかし、このプラスチックで作られたものの4割以上が、一度使われただけで捨てられているのです。

 

要は、使い捨てですね。

 

ここで問題になっているストローやレジ袋等の包装材やペットボトルが、それにあたる訳です。

 

 

そのプラごみ量、年間で4億tとも云われています。 そしてその内の800万tが海に流失しています。

 

なぜ、海に流失するの? といった疑問が湧きますよね。

 

これは陸地で捨てられたごみが、雨などにより河川に流れ込み、そして海へと流れ込むからです。

 

 

調査によると水深1万メートルの深海にすむ、生物の胃からもプラスチック片が見つかっています。

 

また、驚くのが北極の氷の中にも、このプラスチック片が閉じ込められているとの事。

 

地球温暖化で氷が解ければ、当然海への流失も増えるわけです。

 

 

最初の疑問である海に流失した、プラスチックの大半はどこに消えているの?という事ですが

 

これは、波や紫外線等によっても小さくなりますが、生物が口にすることによっても細かくなります。

 

かなりの小ささまで、かみ砕かれる訳です。

 

よって、肉眼で捉えられなくなるだけで、プラスチック自体が消えている訳ではないのです。

 

 

直径5ミリ以下の微細なプラスチック粒子は「マイクロプラスチック」と呼ばれます。

 

また、それよりも小さくなったものは「ナノプラスチック」と呼ばれます。

 

 

これらが循環流と呼ばれる海流に乗って、多くの海に運ばれるわけです。

 

砂浜に打ち上げられる目に見えるゴミだけが、全てではないという事ですね。

 

その世界の海を流れる海流により、最終的に蓄積される場所が何か所か出てきます。

 

ハワイの砂浜の砂に含まれる、このプラスチック粒子は多い場所で15パーセントにもなります。

 

冒頭で、事態がすごいことになっているといった意味が大げさではないと分かって頂けましたでしょうか。

 

では、この問題に歯止めをかける事は出来ないのか?

 

やはり我々、一人一人がこの問題に対して意識を高めていくしかないのでしょう。

 

 

海洋汚染はもはや他人事ではないかも?

 

プラスチックごみの大半は、アジアの国々で不用意に捨てられたものです。

 

世界でもっともゴミの多い20の河川の内、15個はアジアから海へ流れ出る河川です。

 

この辺はどうしても、ゴミの収集システムが十分に整備されていない場所になってしまいます。

 

しかし、先進国においても多い国は多いので一概には言えないのですが・・・。

 

これらのプラスチック粒子が分子レベルまで生分解されるには、気の遠くなる時間が必要です。

 

一説には、永久に分解されないのではないか、とも言われています。

 

 

現在において、このマイクロプラスチック粒子は動物プランクトンからクジラに至るまで、

 

全ての海洋生物が体内に保有しています。

 

ではこのような魚を食べて、我々は大丈夫なのでしょうか?

 

多くのプラスチック粒子はその魚の内臓にあるので筋肉部分に関しては平気ということです。

 

ただ、「ナノプラスチック」と呼ばれるものは、粒子が小さすぎて分析する機械では探知できないそうです。

 

 

企業のコカ・コーラでは2030年までの目標として、自社で販売したボトルと同じ数のものを

 

回収するといったものや、ジョンソン・アンド・ジョンソンでは綿棒の柄の部分を

 

プラスチックから紙に戻し始めているといった感じで、努力を進めています。

 

 

日本国内でもガストやバーミアンなどを展開する、すかいらーくホールディングスが

 

2020年の東京オリンピックまでにはプラスチックストローを原則廃止にする決定をしました。

 

 

ヨーロッパでは、そういった問題に早くから気づきゴミ削減に取り組んでいます。

 

ゴミ収集システムさえ確立すれば、大きな問題も解決できるのですから、そこから始めて頂きたいと思います。

 

 

まとめ

 

我々も、もはや他人事ではないこの問題解決のため出来ることから始めていきましょう。

 

だれにも取り組めることをまとめてみましたので、参考までにご覧ください。

 

  • レジ袋はもらわず、買い物袋を持参する
  • ストローは極力、使わない
  • ペットボトル飲料ではないものを買う
  • リサイクル・ごみの分別を心がける
  • ゴミのポイ捨てはしない

 

我々が不用意にすてたゴミのせいで、多くの野生動物が被害を被っています。

 

そして、それらは巡り巡って自分にも跳ね返ってくることを再度認識し

 

未来の子孫のためにも出来る事から、やって参りましょう。 では・・・。

 

 


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