過去スーパーヘビージェルメディウムやリアリスティックウォーターで水の表現に挑戦してきましたが
もう一つ気になっている材料がありました。
そう、UVレジンです。
こちらは街の100均で簡単に手に入る商品です(DAISO製)
今回はこれを使い、新たな水の表現に挑戦してみたいと思います。
実際に作業してみて良かった点や使い勝手を述べてみたいと思います。
是非、参考にしてみてください!
まずは下ごしらえから始めます。
さて今回も土台にするのは、100均のコレクションケースです。
クリアケースが付いているので作り終わった後、ホコリから守れます。
特に水の材料となるものは乾くまでにホコリが付着しやすいので、ここはケース付きが無難です。
最初に切ったプラバンを使い、水をせき止め境界線ともなる板を瞬間接着剤で固定します。
アッ、ちなみに完成のイメージとしてはアクアテラリウムを目指します。
陸地部分は水草が生い茂り、下の方に水たまりがある水槽ですね。
ちょっとイメージしづらいかも知れませんが、ほんの少しお付き合いください。
この仕切った手前の三角形に当たる部分が水を張る箇所になります。
ではここに木工用ボンドを薄く伸ばし、100均でも売っている砂を振りかけていきます。
![](http://takesan66.com/wp-content/uploads/2020/04/R1019899-300x225.jpg)
ハイ、水底の完成です。
続いて陸地部分となる箇所に、これも100均で売っているインテリアバークという木片を
木工用ボンドを使い貼り付けていきます。
少しはみ出させたり、積み重ねていって高低差を作り上げていきましょう。
そして空いた隙間に100均で売っているフェイクグリーンを配置します。
出来上がりのイメージとしてはこんな感じです。
この後、色を塗りますのでグリーンはいったん外しちゃいましょう。
木工用ボンドが乾いてきたら着色に移りますが、缶スプレーが手軽でいいですね。
時間が掛かっても良ければ筆塗りでもかまいません。
私はエアブラシで、全体をグレーに塗りました。
そして水を張った後、見えるかどうか分かりませんが薄いブルーを水底に吹きました。
ココまで来れば、ほぼ完成したようなものです。
あとは100均のUVレジンの仕上がり具合にかかってきそうです。
仕上げに先程のフェイクグリーンを配置していきましょう。
ここは是非楽しみながら、どうすれば見栄えが良くなるかニヤニヤして配置しましょう。
ウ~ン、ここに水が入ると思うとワクワクしてきますね。
当然このままではUVレジンが外に流れ出てしまうので、マスキングテープで目張りを行います。
ちなみに使ったマスキングテープの幅は1cmのものを使用。
レジンが漏れ出ないようにしっかりと貼っていきましょう。
そして水底に変化を出す為、流木めいたものを置いてみました。
インテリアバークの破片ですが、こんな物でも雰囲気は出ますね。
ではこのままレジンを流し込んで固めていきたいと思います。
100均のUVレジンの仕上がりは如何に!!!
水の元となるUVレジンがこちらです!
一つで足りないと困るので、二つ購入。
このレジン、なんとグリーンの色付きです!!!
わざわざレジンに色を付ける必要がないので、超おすすめなんです!
他にはブルーなども用意されていました。
一梱包が4g程度なので広い河川を作る方にはコスパがいいとは言えませんが
今回程度のジオラマでは十分な量でしょう。
想像してた通りのキレイなクリアグリーンです。
早速流し込んでみましょう。
リアリスティックウォーターと違い、それなりの粘度がありますので
マスキングテープをしっかりと貼ってあれば漏れ出す心配はないようです。
一つ注意すべき点が気泡の混入です。
普通にゆっくり絞り出しても、ご覧のように気泡が出来ます。
つまようじで根気よく潰していきましょう。
これで4g投入、やはり足りませんね。
ではもう一つも気合注入!!!
ウン、いいですね! すごくイイw!
水底まで、くっきりと見えます。
また想像していたよりも表面張力による持ち上がりが見られません。
粘度がある分、使い勝手がいいですね。
更にグリーンの色合いも実に自然。
自分で配色すると悩むところですが、これは最初から色が付いているので手間なし。
では肝心の乾燥に移りたいと思います。
UVレジンというだけに、太陽光に当てればすぐに乾く!??
こんな便利な商品があったなんて!
しかしこの日はあいにくの雨w、しかも今の時刻は午後4時過ぎ。(←少しは逆算して作れよ)
でも何やら雨が上がって来たようです。
ベランダで乾燥させてみます。
こちら側だと日陰になってダメですね。太陽光が届きません。
でも雨上がりの虹がとってもキレイ!
(イヤイヤ、そんな事どうでもいいから・・)
そうだ!!
UV灯があれば、いいんです。
誰か、誰かUV灯持ってない?
(´・ω`・)エッ?、ネイル用のUV灯ならある!?
貸して、すぐ貸して!!
どうだ! ウ~ン、日が暮れそうですね。
待てよ、反対側に行けばまだ西日があるんじゃないの。
やはり、西日が残っていましたよ。
![](http://takesan66.com/wp-content/uploads/2020/04/R1019931-300x225.jpg)
これなら大丈夫でしょう。
商品の説明には、5分~30分が硬化の目安と書いてありました。
では、余裕を見て10分待ちましょう!
ヨ~イドン。
まだかな、まだかな~。
よし、もう大丈夫だろう。行って見ましょう。
どうだ! つまようじでツンツンしてみます。
アッ、固まってる。 スゲ~!
室内に持ち帰り、待ちに待ったマスキングテープはがしの儀式に取りかかりたいと思います。
ドキドキ。全部固まっているかな~。
しっかりと固まっていました。 断面がとてもキレイです。
これだけの短時間で乾燥できるとは想定外です。
スーパーヘビージェルメディウムやリアリスティックウォーターでのあの待ち時間は何だったのでしょうか。
さざ波の立たない静かな湖面をお望みなら、このUVレジンはイチオシではないのでしょうか。
マスキングテープのみで、比較的困難な角の処理もバッチリです。
若干、気になるフチのでっぱりも
ご覧のように、カッターを使いきれいに処理できます。
ヤバイ、100均のUVレジン 完全に舐めていました。
まとめ
この実験で予想以上の仕上がり具合をみせてくれた、100均のUVレジン。
安くて使い勝手が良く、なにより硬化時間が大幅に短縮できる。
また、リアリスティックウォーターのように一度に流し込める厚さが3mmまでといった制限も無し。
いい事だらけですが、なにか問題点はないのでしょうか?
一つ思い浮かぶのが、時間経過による色の変色です。
こればかりは時間が経たないと分かりません。
また、大きなジオラマに用いる場合はかなりの量が必要だという事。
そういった点に於いては、リアリスティックウォーターの方に分があるはずです。
波がしらを表現したい場合もUVレジンだけでは無理があります。
スーパーヘビージェルメディウムがどうしても必要になりますね。
場面場面に応じて、それぞれの材料を使い分ける。
そのあたりが妥当な行き着く答えでしょうか。
ただこのUVレジン、アクセサリー作りだけに活用するのは勿体ないです。
是非、ジオラマでも水の表現として広く使って頂きたいと思います。
一例として、地面に薄く塗るだけで・・
ご覧のように水たまりが簡単に出来ちゃいます。
又、お城のお堀に、戦艦を浮かべる洋上の表現に、使い方は無限に広がります。
このUVレジンを使い、更なる実験(悪ふざけ)が続きます・・・
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カテゴリ:ジオラマ・プラモデル [コメント:0]
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