防災に関する意識が高まりつつある昨今ですが、日頃からどんな点について意識すればいいのか?
いざという時の、食料はどうやって備えておくのが正しいのか?
という事について考えていきたいと思います。
通常、防災時の食料として考えられるのが、乾パンや缶詰等の保存食です。
これらのメリットとして
- 栄養価が高い
- 日持ちする
- 小さく、軽いので持ち運びに便利
といったことが挙げられます。 当然、こういった保存食は欠かせません。
ただ、いくつかの問題点もないわけではないのです。
どういう事かといいますと
- 賞味期限を定期的に確認する必要がある
- 賞味期限の関係で廃棄するものも出てくる
- 専用のスペースを必要とする
また、あまりに量を増やしすぎて家族の方に「やりすぎだよ」なんて言われてしまったり・・・。
そこで、おすすめしたいのが「ローリングストック法」と呼ばれるものです。
ローリングストック法とは・・・。 それを見ていきましょう。
新たな食糧の備え方、ローリングストック法
ローリングストック法とは、その名のとおり食料を回転させながら備蓄していくという方法です。
やり方としては、日常で使う食材を多めにストックしておくということです。
そして多めにストックされた食料が、災害時の非常食になるということです。
当然、使ったら使った分だけ、新しく買い足しておくということになります。
これですと、いざという時の備蓄が面倒という事もなく、非常にハードルが低くなります。
また、古いものから順序よく使っていけば賞味期限等もさほど神経質にならずともいい訳です。
普段食べているものが、備蓄になるわけですのでストレスも軽減されます。
それとともに、缶詰等もあれば心強いでしょう。
缶詰の賞味期限は大体、記載されていますが2~3年程はあります。
非常食の特徴としまして、固いものが多く年齢によっては食べずらく
また、口中の水分をかなりもっていかれてしまうといった点もあります。
その点,缶詰であれば水分もそれなりに含んでますので安心です。
以前は3日分の食料があれば、大丈夫と言われてましたが、
最近ですと一週間分は必要ともいわれています。 ご参考までに・・・。
あと、忘れがちになりますが、電力がストップした際に冷蔵庫の中の食料はどうするのか?
次で見て行きましょう。
電力が止まってしまったら
まず、この場合は当然、冷蔵庫にあるものから消費していきましょう。
これは先日、我が家で起こった事なのですが・・・
ある事がきっかけで、冷蔵庫のブレーカーだけが落ちてしまいました。
その時は、庫内灯の明かりだけが消えてしまったと思い、
あれこれとスイッチ等をいじってみたのですが、何をやっても庫内灯が付きません。
当たり前ですよね! ブレーカーが落ちているのですから (笑)
しかし、そのことには全く気付かず、夕食時だったため翌日にメーカーに問い合わせてみようと、
その日はそのまま放置・・・。
翌日になりメーカーさんに電話した後で、ブレーカーが落ちている事に気が付きました。
ちょうど真夏の日だった為、冷蔵庫内にあるものはダメになっていると思ったのですが、
最近の冷蔵庫は案外密閉性が高いのか、そのころになっても庫内はヒンヤリとしており、食材は大丈夫でした。
そういう事なので、一昼夜位であれば開閉を控えれば、かなり冷気は保たれます。
当然、十分な検証が必要ではありますが、まずは冷蔵庫のものから消費していけば、
それなりの量は確保できるはずです。
まとめ
という事で、災害時には我が家のように慌てる事なく、冷静に対処いたしましょう。
では、まとめてみますと
- 常日頃から食料は多めにストックしておく
- 使った分は新しく、補充する
- 古いものから順番に使っていく
- 非常食も用意しておく
こんな点を意識しておけば、いざという時にコンビニに駆け込み買い占める
といった行動に走らずとも大丈夫なはずです。
一人一人が、災害時にこんな事に気をつけるだけでパニックも減ると思います。
また、このローリングストック法は食料だけにとどまりません。
マスクや消毒液などの衛生用品、乾電池、ガスボンベ 災害時に必要と思われるものは
この方法で確保しておけば、イザというときにあわてずに済みます。
是非、活用していきましょう!
コメントフォーム