最近、様々なメーカーが力を入れているスナップキット。
プラモデルの車と言えば、入念な塗装や作りこみの高さが障壁になり
昔ほど若い世代に普及していない感がありましたが・・・。
そこで登場したのが、塗装不要、接着剤不要のスナップキット。
あると便利なものが、部品を切り離すニッパーとピンセット。
これだけ用意すれば車のプラモデルが完成しちゃうのですから、いい時代になりました。
しかも、出来上がったものは1/32スケールの本格的な プラモデル。
今回は実際に作った写真も織り交ぜて、何故スナップキットが初心者にお勧めなのか?
また本当に簡単に作れるのか?を探ってみたいと思います。
スナップキットを初心者におすすめする理由とは
まず最初に私がスナップキットを初心者の方におススメする一番のポイントは
意外に思うかもしれませんが、その部品の精度の高さです。
さすがに接着剤不要とうたっているだけあって、セメント無しでも
一つ一つの部品がキッチリと気持ちよくはまります。
実はこれが大事なんです。 プラモデルを作り慣れている人でも
パーツがうまくハマらないと、途端に制作意欲が無くなってしまいます。
「もう、や~めた!」 絶対、こうなります(笑)
昔のプラモデルであれば、精巧さで群を抜くTAMIYAであってもそんなことは日常茶飯事。
なんど心が折れかけた事か・・
ましてや初心者の方であれば、最初の段階でこれを味わってしまうと挫折まで一直線です。
しかし、このスナップキットはそのような心配がありません。
収まるべき場所に全てのパーツがキッチリとはまります。
また丁寧に作りこんでも、あまり目立たない室内は写真のようにランナーから切り離し
パチパチとはめ込むだけの簡単さ。 当然、パーツも少なくて済むわけです。
続いてお勧めする理由は、塗装をしなくてもそれなりのリアルさがあるという事です。
プラモデルを敬遠する一番の理由は何といっても、その塗装のむずかしさにあります。
それが色を塗らなくても済むとなれば、これほど楽な事はありません。
こちらは「トヨタ86」のボディですが、ツヤもありしっかりと鑑賞に堪える仕上がりです。
もちろん、本格的に塗ったものには敵いませんが塗装無しでも十分耐えられます。
下手に塗って、塗りムラが出ている物より仕上がりはイイと思います。
また本来であれば、塗装すべき場所は付属のシールを使い表現しています。
このシール、アルミ風のシールなのですが一度貼って失敗しても
また剥がして張り直しが効くスグレモノなんです。
割と細かい作業を必要としますが、張り直しが効くため大胆に作業できるのです。
以上、こういった点がプラモデル初心者にもお勧めできる理由です。
次の章では、実際にスナップキットを使って作ったジオラマ風プラモデルの紹介をします。
塗装不要と言っておきながら、しっかり塗装しているのはお許し下さい。
初心者におススメ、スナップキット完成品
まず最初は、アオシマから出ている「トヨタ 2000GT」です。
こちらの「トヨタ 2000GT」は非常に作り易かったです。
各部品が気持ちよくはまり、ボディの造形も申し分なしでした。
1/24スケールに比べると、1/32スケールで少し小さめですが実車の持つ凄みは十分出ていると思います。
ダメージをおってサビているのは気にしないでください。 こういう趣味なのでw。
ただ、このように少し手を加えるだけでフルスケールのプラモデルと比べても
遜色がないのは、その作りこみの精度の高さがあるからなのでしょう。
続いて、お届けするのは「トヨタ86」
こちらもフルキットのプラモデルに負けない仕上がりでした。
ただ一点、気を付けて欲しいのが「トヨタ86」の室内でランナーから切り離す時
はめ込む凸部をランナーだと思い一緒に切ってしまう事です。
そうすると当然うまく固定できません。 トヨタ2000GTは分かり易かったのですが
トヨタ86は少し気をつけて下さい。
他の部分に関しては何の問題もありませんでした。
最後にスズキの新型ジムニー。
こちらは販売当初から人気があり、手に入れるのも一苦労でした。
ただ最近では安定して供給されているようなので、心配ナシ。
もともとカスタム志向の強い車なので、思い切った派手なカラーで塗るのも面白いですね。
私はと言うと、お決まりのサビ塗装でボロボロに・・
SUZUKIのポリシーである、「地方の人の足になる」という哲学を表現。
林業に携わる人が普段使いしている様子を、悪路を用いてジオラマにしてみました。
やはりジムニーはタフ&ワイルド路線で攻めたいですね。
まとめ
最初に取り掛かるプラモデルがこのようなスナップキットであれば
多くの方が安心して制作にのぞめるのでないでしょうか。
更に各メーカーからは、次々と新機種がお目見えしています。
新たな車種がお目見えしたら追加していきたいと思っています。
では最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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カテゴリ:ジオラマ・プラモデル [コメント:0]
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