楽プラとして名高い、アオシマのザ・スナップキットシリーズ。
今回、私も始めて挑戦してみました。 塗装不要! 接着剤不要!
小学生の高学年であれば作れるという、このキット。
果たして、いかほどの物なのか?
ここで私はあえて塗装不要のスナップキットを全塗装してみる事にしました。
それでも普通のプラモデルよりもきれいに、又楽に仕上げる事ができるのか?
これを読んで、あなたもレッツトライ簡単プラモデル!
ザ・スナップキットの優位点は何?!
今回はスナップキットのトヨタ86に挑戦いたします。
定価で1500円程のお値段。 実際は量販店(ヨドバシの通販)等ではもっと安く手に入りますが
それでもこの値段であれば、安い1/24スケールのプラモデルも手に入ります。
そこには当然、その値段を付けるだけの理由があるはずです。
では実際に作りながら、その理由を探っていきたいと思います。
まずは部品から見てみましょう。
ホイールはちゃんと付いていました。 何やらシールを貼って誤魔化すのかと心配してました。
タイヤは何とゴムではありません! マ・マジか!
そして驚愕したのが、ワイパー!!!
ガラスに一体化? とてもイヤな予感がします・・・。
しかし、これらもプラモデル制作に慣れていない方でしたらありがたい事かもしれません。
部品点数が少なくなり、細かな作業をしなくていいからです。
で、では肝心のボディを見てみましょう。(←少し動揺しています)
これが塗装不要のボディですね。 アズライトブルーの車体は薄くラメが入りツヤがあります。
また最新のプラモデルらしく、バリの一点も見受けられません。
この辺は金型にお金かけていますね。 またボディのスタイル感も申し分無し!
デカール類は転写式のシールではなく、アルミっぽい紙です。
水転写式は初心者には扱いずらいのかも知れません。
運転席周りは本当に簡単です。 これはうれしい・・。
ランナーからパーツを外して、四方を折りたたむとコックピットの完成です。 早っ!
細かな部分も丁寧に作りこまれています。
オーディオなどのシールは折りたたむ前に貼っておくと後が楽です。
私は全体を艶消しのブラックで塗るため、後からシールを貼る予定です。
そして、タイヤ、シャーシ、室内はひとまとめにして塗っちゃいましょう。
では、いよいよボディの塗装に取り掛かりたいと思います。
ザ・スナップキットの弱点は?
まずは下地にハルレッドと呼ばれる色を吹いていきます。
この時点でドアミラーやリアウイングは取り付けておきます。
グリルやリアバンパー下にはブラックを塗りました。
本来であれば塗装不要のプラモデルに色を塗るのは邪道なのですが、
やはりプラスチックはプラスチックです。
車本来の重量感を出したいのであれば、塗装は避けられません。
続いて、この塗装したボディにシールを貼っていきます。
トヨタマークやナンバーのシールです。
後ろ側にも同じように貼っていきます。 そしてこの上からヘアースプレー!
ベトベトです(笑) しかし、ものの5分程で乾燥します。
さて乾いたら、ボディ色を塗っていきます。 今回はホワイトでいきましょう。
アズライトブルー、買った意味ないじゃん。
ハイ、全部真っ白けですね。 では乾いたら水を付けた歯ブラシでこすっていきましょう。
コシコシと・・・・。
トヨタマークやナンバーも姿を現しました。
そう、いつもの草ヒロ風に仕上げていくのです。
設定としては、21〇〇年、地球が荒廃し過去の名車が草むらに捨て置かれる・・
ワンパターンですねぇ~。
まあ、それは置いときましてここで裏側からヘッドライトのメッキパーツを差し込んでいきます。
し、しぶい・・・。 こういったパーツも全てキッチリと気持ちよくはまります。
部品精度が高い証拠です。 中々はまらないパーツがあると時間はくうわ、イライラするわで最悪です。
そういった点はスナップキットというだけあって優秀です。
そうこうしているうちにシャーシと運転席も完成です。
ここで不満点をいくつか・・・。
まずタイヤのシャフト、細すぎて取付時に折りそうです。 力をかけられません。
せめて、ここはスチール製にしてほしい所です。
あとはホイール。 シールが入っていますが、ここは筆でもいいので塗った方が断然いいです。
塗装不要とうたっているから、シールなんでしょうが・・・。
他がイイだけに、シールを貼る事でチープさが際立ってしまいます。
ではボディの最終仕上げに入ります。 デザインナイフでボディに傷を入れ
そこにサビ塗料で色付け。 ハイ、完成です。
まあ、なんだかんだ言ってきましたがボディの表面も塗装不要と言うだけあって
キレイな鏡面で塗装もいつもよりきれいに仕上がる感じです。
当然、塗装しなければアッという間に出来上がりますが、案外窓枠のシール貼りが大変かなと・・・。
とりあえず、完成しましたのでご覧ください。
右側面
左側面
リアビュー
正面といった感じです。
それで、これを使って作ったジオラマがこちらです。
西暦23年、A I 知能を詰め込んだロボットたちの世界も枯渇する資源により終焉を迎えた。
かって隆盛を極めた、TOYOTA 86も今はスタンドの片隅で朽ち果てようとしている・・・
と、いった感じです(笑) お粗末様でした。
まとめ
アオシマのザ・スナップキットを作り終えて感じた事は
★ボディの造形
★運転席周りの作りこみ
★はめ込み時の精度の高さ
これらの点は申し分ないという感じです。 テールランプだけはうまく、はまりませんでしたが。
残念な点はやはりシールです。 これは作り手によって変わるモノですが
塗装しない人にとっては利点ですし、中級者以上の塗装する方にとっては致命的です。
先程も述べましたが、これを貼る事で一気にチープさが際立ちます。
もちろん、それなら普通のキットでやればイイでしょ!と言われそうですが
リーズナブルな価格と精度の高さ、そして何より魅力あふれる車種がそろうシリーズは
最近なかなか無いんですよ。
出来れば、塗装する人用にデカール版を出して頂くわけにはいきませんかねぇ~。
という訳で勝手な事ばかり言わせてもらいましたが、
「アオシマさん、これからも期待してますよ~!」
という事で終わりたいと思います。 さようなら。
プラモデル塗装にあると大変便利なエアーブラシの使い方はこちら!
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